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【伊作行方不明】あとがき
やっと書き終わりました～！！
9月の放送から約2か月…。
今更感が漂う感じでしたが、公開できてよかったです。
現在の予定としては、
『ちっちゃい忍たま ３年生全員集合』
『ちっちゃい忍たま ４年生作成開始』
を予定しております！！
…いつになるかは未定ですが、気長にお待ちください…。
12月は本館の方でフリマに出店したりと、リアルに『師走』になりそうです！！
頑張ります！！
[0回]
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【伊作行方不明】残り2～1時間
《以下の文章は、2011年9月9日に放送された『同室だからの段』を前に、ツイッターにて発生した『伊作行方不明』タグをもとにした妄想文です。
ネタの大半はｒｋｒｎクラスタの皆様によって支えられております。そして時代考証など完全に無視しております。訴えないで。》
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絶賛、仙蔵に説教食らっている最中の喜八郎。
説教食らっていても、ブロッコリーは食う。
どんな時でも自分のペースを崩さない。それが綾部喜八郎。
喜八郎「好きな時に好きなもの食べたっていいじゃないですかぁ～ﾓｸﾞﾓｸﾞ…」
仙蔵「馬鹿者！！１３にもなってそんなワガママ言うんじゃない！
坂東さんだって常にゆで卵食べてるわけじゃなかろう！！」
毎週、世界ふしぎ発見でも見てるのか、仙蔵…。
そうこうしてるうち、なんだ？どうした？と集まってくるじょろじょろ下級生。
…と、その人ごみをかき分け、誰かがものすごい勢いで突っ込んできた。
竹谷「その色！その艶！！そのみずみずしさ！！
間違いない！！うちの菜園のブロッコリーだ！！！
喜八郎！そのブロッコリーどうしたんだ！！」
喜八郎「さっき鉢屋先輩にもらいました～予想外に自転車が少なくて余ったって･･･。」
竹谷「さぶろおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーー！！（ドップラー効果）」
怒りの竹谷、弾丸と化す。
その後の三郎の運命は、まだ誰も知らない。
庄左ヱ門「･･･鉢屋先輩、今日の放送に間に合わないね。」
彦四郎「･･･。」
現在午後4時、放送まであと2時間
…そんな医務室前のどたばたを、影からこっそりとうかがうものが…。
この騒動の発端、現在、尋ね人となっている…伊作だ。
伊作「液晶の前の皆様…伊作です･･･。
今日の放送を見てもらおうと、雑渡さんのところにお邪魔してました･･･。
ついつい長居してこんな時間に･･･。
急いで帰ってきたらなんかすごい大騒ぎになっていて･･･。
正直…出て行きにくいです･･･。」
どうやら彼は、『今日は保健委員会のメイン回！！』ということを伝えにタソガレドキ城近くまで出かけていたようだ…。
現在もうすぐ午後5時、放送まであと1時間。
放送まで間に合うのか…？
そもそも伊作はこの1時間のうちに皆の前に出ていけるのか…？
夕日が傾く中、相変わらず不運やら説教やら野次馬やらで騒がしい医務室前。
それを申し訳なさそうに覗き見る伊作…。
そして遠く離れた学園の外では、一仕事（？）終えた三郎が、
怒れる毘沙門天と化した竹谷と対峙していた。
その戦いは、忍術学園のサイドワインダー・小松田が、捨て身の介入・『出門表にサインくださーい！！！！！』をかますまで続いたそうだ…。
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【伊作行方不明】残り4～3時間
《以下の文章は、2011年9月9日に放送された『同室だからの段』を前に、ツイッターにて発生した『伊作行方不明』タグをもとにした妄想文です。
ネタの大半はｒｋｒｎクラスタの皆様によって支えられております。そして時代考証など完全に無視しております。訴えないで。》
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現在午後2時、放送まであと4時間
…昼休みも過ぎたが、一向に伊作は見つからない。
いよいよ忍術学園内にも焦りが出始めた。
真っ先にざわめきだしたのは、ほかでもない、保健委員会の後輩たちであった。
左近「伊作先輩…まだ見つからないんですか？」
数馬「そうみたいだねぇ…まあ、よっぽどのことがない限り約束を破る人じゃないし、不運ならもうそろそろ先輩方が見つけてくるだろうに…。」
伏木蔵「このままだと今日の放送は、
《画面が『都合により放送を一時中断しております。
しばらくお待ちください』のまま１０分間。》てなことになりますよ～。
それもまたすごいスリル～。」
左近「お前…スリル～とか言ってるバヤイじゃないだろう。」
数馬「このまま待つしかないか…いや、それとも僕らも不運レーダーで探しに行くべきか…。
よし、僕も心当たりのあるところを見てくるから、３人ともちょっと頼んだよ。」
左近「僕も行きます！！」
乱太郎「私も！」
伏木蔵「あ、僕も行きたいです～。」
数馬「じゃあ、左近と伏木蔵、手伝ってくれるかい？
乱太郎は今日の出演が控えているから、万が一のことを考えて、ここに残って待ってて。」
乱太郎「はい…。」
「大丈夫だよ。」と乱太郎の頭をなでなでした後、保健委員たちは捜索のため、外に出た。
…その5秒後。
どすんっ！！
…。
……。
………。
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仙蔵「喜八郎！なぜ医務室の前に巨大な蛸壷を掘った！」
喜八郎「だって保健委員会みんなが動いたら、それこそ不運のオンパレードじゃないですか～
行方不明者が増えますよ～。(ブロッコリーモグモグ)」
かくして保健委員は全員、綾部喜八郎の蛸壷により、強制捕獲されることとなった。
これ以上の不運の被害拡大阻止には役立ったかもしれない…。
なんだかんだで現在午後3時、放送まであと3時間
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【伊作行方不明】残り8～5時間
《以下の文章は、2011年9月9日に放送された『同室だからの段』を前に、ツイッターにて発生した『伊作行方不明』タグをもとにした妄想文です。
ネタの大半はｒｋｒｎクラスタの皆様によって支えられております。そして時代考証など完全に無視しております。訴えないで。》
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ところかわって、ここは６年は組の長屋。６年生が今日の捜索について話し合っている。
文次郎「穴だろ。」
食満「穴だな。」
小平太「穴じゃないの？」
長次「･･･ボソボソ。(穴に違いない。)」
仙蔵(お焦げドレッド)「よし、では落とし穴、蛸壷、塹壕を中心に捜索だ！」
小平太「今日は比較的平和だな！」
仙蔵(焦げ)「･･･。」
もうすでに居所がつかめていそうな伊作。
昨日とは違って、早めに見つかるだろうと予想されている。
このため、捜索も６年生だけで行うこととなった。
現在午前10時、放送まであと8時間
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ザクッ ザクッ
中庭では今日も相変わらず、マイペースに穴を掘る奴がいる。
藤内「綾部先輩、立花先輩から『最近掘った蛸壷を確認してくるように！』とのことです。」
喜八郎「おやまぁ。今日は案外平和だねぇ。」
藤内「･･･。」
現在午前11時、放送まであと7時間
一方、学園の正門付近では、不審者が発生。
不審者に気づいた庄左エ門だが…呆れたように冷静に見つめていた。
その視線の先には…なんだかリヤカーに緑色の物体をこんもりと乗せ、わくわくしながら運んでいる三郎。
庄左ヱ門「…鉢屋先輩は捜索に協力しなくていいんですか？」
鉢屋「庄左ヱ門！！私は今
《自転車のサドルをブロッコリーにかえる簡単なお仕事》
で忙しいんだ！！」
庄左エ門「･･･はぁ…頑張ってくださいね。夕方までには帰ってきてください。」
相変わらず冷静な庄左エ門。だが、このあと三郎がどんなことをしでかすか…彼はまだ知らない。
現在午後12時、放送まであと6時間
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2011年9月9日…この日、東京大学構内にて自転車のサドルがブロッコリーにすり替えられるという事件が起きた…。
のちに言う『東大ブロッコリー事件』である。
犯人はなぜこんなことをしたのか？
なぜブロッコリーなのか？
そもそもこれやったからって何か良いことあるのか？
すべては謎のままであるが、
面白いということで、その日は一日話題となった。
その後、犯人は特定できたものの、外したサドルはかごに入れられ、盗まれたわけでもなく、
ただサドルの代わりにブロッコリーが刺さっているというだけで特にお咎めもなかったようだが、
当日、駐輪場にて高速で動く忍者っぽい何かをみたという証言や、
最初の被害が発見されてからすぐに模倣犯が現れていたのではないかという意見まであり、
実は忍者っぽい何かも犯人なのではないかと、謎が謎をよんでいる…。（注）
『東大ブロッコリー事件の真相』
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（注）東大ブロッコリー事件は実際にあった事件ですが、忍者っぽい何かはまったく関与していません。
むしろフィクションです。信じないでください。
昼食も終わり、のどかな昼下がり。
学園の菜園では、農作物の盗難が発生した。
人が丹精込めた作物を、収穫間際に盗むという許し難い行為…。
そんな卑劣な犯罪に遭ってしまった、あわれな被害者の叫びが響いている…。
竹谷「わぁーーー！！誰だ！菜園のブロッコリー全部持ってったやつは！！」
もう犯人はお分かりだろう…。
彼はその後、それ相応の罰を受けることとなる。
後日、犯人と思われる少年Ｓ（１４）は、
被害に遭った友人にしこたま説教された後、
罰として、長屋廊下にて『公開☆24時間耐久正座』させられた。
さらに、唯一無二の親友に『僕、君のことがわからなくなったよ…。しばらく顔返してくれない？』と言われ、
ショックのあまり倒れ、2週間ほど寝込み、生死の境をさまよったそうな。
現在午後1時、放送まであと5時間
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【伊作行方不明】残り9時間
《以下の文章は、2011年9月9日に放送された『同室だからの段』を前に、ツイッターにて発生した『伊作行方不明』タグをもとにした妄想文です。
ネタの大半はｒｋｒｎクラスタの皆様によって支えられております。そして時代考証など完全に無視しております。訴えないで。》
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怒涛の厳禁が終わった…。
落とし穴に落ちた奴・迷子になった奴・迷子を探した奴・焦げた奴・髪がすっぱげた奴など、
いろいろあったが、今年も無事オンエアされることとなった。
もうすでに年中行事と化している面もあるが、忍術学園にとってはここ最近で一番大変なハプニングであった。
雷蔵「あ～…。今日は昨日とうってかわって、平和な朝だね～。」
兵助（ヅラ）「あ、あぁ…。」
竹谷「今日は伊作先輩の回だからな～本人に不運は降りかかるけれど、学園全体を巻き込むような不運は発動しないからな。あの人は。」
勘右衛門「静かだな～。こういう日が毎日続くとありがたいんだけどな～。」
留三郎「そうでもないんだな…。」
５年生「！！？？」
…。
竹谷「…食満先輩…。どうしたんですか、その目…。」
驚く５年生の前には…目が腫れぼったいというより、瞼がはれ、目が埋没している留三郎。
留三郎「気にするな…。それより、今日も今日とで、問題が発生したんだ…。これを見ろ。」
昨日、大好きな後輩に指名されなかった等々で一晩中、厠に引きこもっていた留三郎。
地獄の底から響いてくるような鳴き声に下級生は怖がり、上級生は行きづらいという、どっちにしろ厠が誰も使えないという状態になった。
そのあまりの様子に、伊作も本日中の食満回収はあきらめ、一人長屋へ帰った…はずだったのだが。
留三郎「その伊作がいないんだ…。」
留三郎から手渡された紙をのぞきこむ5年生…そこには…。
【大至急】
尋ね人
６年は組 善法寺 伊作（１５）
朝から行方がわからなくなっております。すでに学園内にはいない様子。
大至急、心当たりのある塹壕・蛸壷・その他不運の集まるところの情報をお寄せください。
また、見つけた方は 六は 食満留三郎まで（矢羽根・可）
５年生一同「…。」
一難去って、また一難。
今日も捜索が開始されることとなった。
ちなみに現在午前9時、放送まであと9時間
…だが、今日はそんなにみなあわてていない様子。
この状況が一変するのは、この数時間後のことである…。
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