<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<feed xml:lang="ja" xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xmlns:thr="http://purl.org/syndication/thread/1.0">
  <title type="text">ninhome</title>
  <subtitle type="html">ぺこたです☆
主に忍たま五年生とジョジョ5部にはまってます。
竹谷至上主義・ド低能な子ほどカワイイ☆
最近、おそ松沼にもはまりこみ。オタクの極みです。</subtitle>
  <link rel="self" type="application/atom+xml" href="https://xxxpkninmemoxxx.syoyu.net/atom"/>
  <link rel="alternate" type="text/html" href="https://xxxpkninmemoxxx.syoyu.net/"/>
  <updated>2011-11-07T16:24:13+09:00</updated>
  <author><name>ぺこた</name></author>
  <generator uri="//www.ninja.co.jp/blog/" version="0.9">忍者ブログ</generator>
  <atom10:link xmlns:atom10="http://www.w3.org/2005/Atom" rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com/" />
  <entry>
    <id>xxxpkninmemoxxx.syoyu.net://entry/2</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://xxxpkninmemoxxx.syoyu.net/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%80%90%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AB%E3%81%8A%E8%AA%AD%E3%81%BF%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84%E3%80%91" />
    <published>2021-11-07T21:10:36+09:00</published> 
    <updated>2021-11-07T21:10:36+09:00</updated> 
    <category term="未選択" label="未選択" />
    <title>【はじめにお読みください】</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[【はじめにお読みください】<br />
<br />
ご来訪ありがとうございます、管理人のぺこたです。<br />
このブログは主に<span style="color: #ff0000;">オタク的要素でできています<br />
（主に忍者のたまごたち関連）。<br />
同好の方・ご興味のある方のみご覧ください。</span><br />
<br />
　&darr;&darr;　本館はこちらです。　&darr;&darr;<br />
<a href="http://xxxpkninhomexxx.dousetsu.com/"><img alt="" src="//xxxpkninmemoxxx.syoyu.net/Img/1320985590/" border="0" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
【禁止事項】<br />
<span style="color: #ff0000;">荒らし・誹謗中傷・プライバシーの侵害に関わる言動は厳禁</span>です。絶対にやめてください。<br />
<span style="color: #ff0000;">常識で考えて他人が不快になるような言動もおやめください。</span><br />
<span style="color: #ff0000;">アダルトサイトからのリンクはお断り</span>しております。<br />
また、無いとは思いますが<span style="color: #ff0000;">ブログ内の写真、絵、テキストは全て無断転載複製禁止</span>です。<br />
<br />
<a href="http://moppy.jp/top.php?wfrge194" target="_blank"><img width="468" height="60" alt="モッピー！お金がたまるポイントサイト" src="http://img.moppy.jp/pub/pc/friend/468x60-1.jpg" /></a><br />
<br />
<a href="https://www.gpoint.co.jp/fd/?u=5048406&amp;r=27" target="_blank"><img width="234" height="60" alt="Ｇポイント" src="http://img.gpoint.co.jp/www/special/friends/images/234x60gpoint02.gif" /></a><br />
<br />
<a href="http://ecnavi.jp/invite?id=c4j17&amp;ref=31"><img src="http://ecnavi.jp.eimg.jp/contents/invite/img/bnr/bnr_468x60_2.jpg" /></a>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>ぺこた</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>xxxpkninmemoxxx.syoyu.net://entry/127</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://xxxpkninmemoxxx.syoyu.net/%EF%BC%8Ajogio%E5%B0%8F%E8%AA%AC%EF%BC%8A/like%E3%80%80a%E3%80%80girl%E3%80%90%E3%81%9D%E3%81%AE14%E3%80%91" />
    <published>2018-09-21T02:26:14+09:00</published> 
    <updated>2018-09-21T02:26:14+09:00</updated> 
    <category term="＊jogio小説＊" label="＊jogio小説＊" />
    <title>like　a　girl【その14】</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[≪以下の文章は世界が一巡、二巡した後ぐらいのお話です。完全なる我が家設定です。<br />
　あと、イタリアの風習や文化などいろいろ無視しております。訴えないで☆≫<br />
<br />
☆我が家設定<br />
　・原作終了後なのに、みんな生きてる。<br />
　・でもジョルノがボスになってる、この不思議。<br />
　・そんでもって、親バカ・パードレと一緒に暮らしてる。<br />
　・他のみんなは幹部になってるんだな、トリッシュは時たま遊びに来るんだな。<br />
　・ナランチャ「俺は学校に通ってるぞー！！ジョジョー！！」<br />
<br />
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝<br />
<br />
≪フーゴ＆ナランチャで、完全なるギャグです。<br />
　ジャンルは女体化・ｂｌになりますが、甘さや切ない恋心を求めてはいけません。<br />
　恋愛要素は限りなく皆無に近い微量です。<br />
<br />
　・フーゴが何らかの事情で女の子になります。かろうじてナラフーです。<br />
　・護衛も暗殺もみんな元気ですが、みんなおバカです。<br />
　・ナランチャは絶賛・思春期男子です。<br />
　・そしてうちのフーゴは母ちゃんです。<br />
　<br />
　そんなナラフーなど認めん！！という方は、閲覧をお控えください。≫<br />
<br />
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝<br />
<br />
フー「いやあ、お騒がせしました。」<br />
<br />
<br />
数日後の執務室。<br />
明るい光の中にいたのは、元の姿に戻ったフーゴ。<br />
端正な顔とすらりとした手足は変わらないが、背丈が伸び、全体的に男性らしい硬質な質感になっている。<br />
<br />
<br />
ジョル「元はと言えば、ただのとばっちりですからね。お疲れ様でした。」<br />
<br />
フー「まあ&hellip;貴重な経験をしましたね。<br />
　　　怪我もしてないのに『元の体に戻す』なんて、あまり気分のいいものではなかったですが&hellip;。」<br />
<br />
<br />
数日前、執務室でジョルノに相談されたポルナレフが提案したのは、かつての戦友・承太郎の年下の叔父・仗助の力を<br />
<br />
借りること、だった。<br />
ちょうど学校が長期休みに入るとのことだったため、わざわざ日本からイタリアまで来てもらい、<br />
フーゴをもとに戻してもらったというのが事の顛末だ。<br />
<br />
<br />
ジョル「まあ、もう一度ポルナレフを矢で刺すよりは、ずっと確実な方法ですから。」<br />
<br />
<br />
フーゴにソファーをすすめ、ジョルノは自ら紅茶を入れていく。<br />
執務室の周りには誰もいない。<br />
ジョルノの意向で、ときたま以前のように気兼ねなく紅茶を飲む習慣が最近できつつある。<br />
ギャングという表の看板に反して、なんとものどかな光景だ。<br />
<br />
<br />
ジョル「わざわざ呼びつけたのに、ジョースケが『ついでにイタリア旅行もできて得したっすよ～』なんて気楽に言う<br />
<br />
んですから。<br />
　　　　こちらの気も軽くなりましたよ。<br />
　　　　奇妙な家族の縁ですが、僕は良い親類を持ちました。」<br />
<br />
フー「僕より年下と聞きましたが、人間が出来てますね、彼。<br />
　　　東洋人は年齢より年下に見えるというし、君や僕と同じぐらいかと思ったんですが&hellip;。<br />
　　　あれで、ナランチャと同じ年というんですから、不思議なもんです。」<br />
<br />
ジョル「ああ、それはそうと、ナランチャのことはどうするつもりです？」<br />
<br />
<br />
突然の思いがけない質問に、フーゴが目を瞬かせる。<br />
<br />
<br />
フー「？？　ナランチャのことですか？<br />
　　　とりあえず、ペッシの漫画本の件は解決しましたが。<br />
　　　ちゃんと漫画本を新しく買って、お詫びに新刊もつけましたし&hellip;。<br />
　　　僕も一緒についていきましたが、保護者もしぶしぶ納得してくれたようなので&hellip;」<br />
<br />
ジョル「あー&hellip;そのことではなく&hellip;。」<br />
<br />
<br />
思ったことと違う話題が出てしまったため、会話を遮るジョルノ。<br />
他のチームとの小競り合いの顛末は、仕事上重要だが。<br />
好奇心から聞きたかったのはこのことではない。<br />
<br />
<br />
ジョル「あれだけあなたのことを可愛い！可愛い！と騒いでいたことですよ。<br />
　　　　あなたのことですから、無下に突っぱねたわけでもないでしょう？<br />
　　　　かわいい弟分でもあるんですから。」<br />
<br />
フー「ああ、そのことですか。」<br />
<br />
<br />
何を聞かれているのか合点がいったようで、フーゴもふっと笑う。<br />
紅茶を一口、口に運んでゆっくりとカップを置く。<br />
<br />
<br />
フー「何も変わりませんよ、以前も今も、僕にとっては『かわいい人』です。」<br />
<br />
<br />
なるほど&hellip;と、満足する答えが聞けたのか、ジョルノも静かに紅茶を口に運んだ。<br />
いつしか強い日差しは去り、柔らかな陽が差し込む時間になっていった。<br />
<br />
<br />
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～<br />
<br />
<br />
その数日後――<br />
<br />
<br />
フー「ナランチャ！君またやらかしましたね！<br />
　　　僕に叱られるの、いったい何度目だと思ってるんですか！！！」<br />
<br />
ナラ「ぶーぶー。」<br />
<br />
フー「何ですか、17にもなってぶーぶー言って！」<br />
<br />
ナラ「ちげーよ！！マナーモードだよ！<br />
　　　『おかけになったナランチャは～電波の届かないところにおられるか～<br />
　　　　マナーモードになっておりまーす。』」<br />
<br />
フー「バカか！！<br />
　　　大体、工事現場のカラーコーンで戦隊ロボットごっこなんて、高校生のやる事じゃないでしょう！<br />
　　　工事現場のおじさんたちも笑って呆れてましたよ！<br />
　　　カラーコーン腕にはめて、何が『巨大ドリル！装着！！』ですか！！<br />
　　　まったくもう恥ずかしいったら&hellip;。<br />
<br />
　　　しかも、ペッシまで一緒になってバカやってんですから&hellip;<br />
　　　向こうも向こうで、お兄さんと親御さんにこってり絞られているでしょうけど&hellip;。」<br />
<br />
ナラ「プロシュートはペッシの兄ちゃんでもねーし、リゾットは親父さんでもねーよ！！<br />
　　　それ言うなら、フーゴだってかーちゃんじゃねーか！<br />
<br />
　　　俺年下なんだからよ～大目に見てくれよ！！」<br />
<br />
フー「ああっ！こんな時ばっかり、年下アピールして！<br />
　　　全っ然！かわいくないわ！！」<br />
<br />
<br />
事務所に来るなり、フーゴに小言を言われるナランチャを、<br />
一息入れに来たジョルノが見つめている。<br />
<br />
ジョル「なんだかんだと、いつも通りの日々に戻ってますね。」<br />
<br />
ミスタ「まあ、この方が安心するっつーか、ほっとするけどよ&hellip;。<br />
　　　　見慣れたもんが一番だな&hellip;。」<br />
<br />
ジョル「まあここ数日も楽しかったですし。僕は満足ですよ。<br />
　　　　会ってみたいと思っていた、親類にも会えましたしね。<br />
<br />
　　　　ふむ&hellip;一度、ゆっくり日本に行ってみるもの悪くないですね&hellip;<br />
　　　　今度は僕から会いに行く、という体で&hellip;。」<br />
<br />
ミスタ「行ってもいいがな&hellip;。<br />
　　　　&hellip;親父さんのように、急に国際便乗るようなことはやめてくれよ&hellip;。」<br />
<br />
<br />
ボスの不穏なつぶやきにすかさず釘をさす、側近の鏡・ミスタ。<br />
<br />
冗談ですよと言いながら、ニコニコと笑う少年。<br />
<br />
この少年が、突然、「六本木の歌舞伎町に行きたい！」といって日本に行き、<br />
案の定迷子になった行動力ある親父の息子であることに、一抹の不安を隠せない側近のミスタだった&hellip;。<br />
<br />
<br />
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝<br />
<br />
<br />
【like_a_girl　番外編】<br />
<br />
一方こちらは、旧暗殺チームのアジト。<br />
リーダーであるリゾットが、いつにもまして難しい顔をしている。<br />
手にはテレビの黒いリモコンと、エアコンの白いリモコン&hellip;。<br />
<br />
<br />
リーダ-のただならぬ雰囲気に、たまらずプロシュートが声をかけた。<br />
<br />
<br />
プロ「どうした、リゾット？<br />
　　　そのリモコンが何か気になるのか？」<br />
<br />
<br />
リゾ「いや&hellip;どうもうちの言葉遣いが乱れているというか&hellip;正しく使われていないと感じたのでな&hellip;。<br />
　　　若い者も多いことだし、これから困ることがないように他の家庭と同じようにした方が良いかと&hellip;<br />
　　　<br />
　　　それで、考えたのだがな&hellip;リモコンは『ピッピコ』より『カチャカチャ』の方が良いのではないかと&hellip;。」<br />
<br />
プロ「どうでもいい！！至極どうでもいいぞ、リゾット！！」<br />
<br />
<br />
<br />
END]]> 
    </content>
    <author>
            <name>ぺこた</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>xxxpkninmemoxxx.syoyu.net://entry/126</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://xxxpkninmemoxxx.syoyu.net/%EF%BC%8Ajogio%E5%B0%8F%E8%AA%AC%EF%BC%8A/like%E3%80%80a%E3%80%80girl%E3%80%90%E3%81%9D%E3%81%AE13%E3%80%91" />
    <published>2018-09-20T03:32:23+09:00</published> 
    <updated>2018-09-20T03:32:23+09:00</updated> 
    <category term="＊jogio小説＊" label="＊jogio小説＊" />
    <title>like　a　girl【その13】</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[≪以下の文章は世界が一巡、二巡した後ぐらいのお話です。完全なる我が家設定です。<br />
　あと、イタリアの風習や文化などいろいろ無視しております。訴えないで☆≫<br />
<br />
☆我が家設定<br />
　・原作終了後なのに、みんな生きてる。<br />
　・でもジョルノがボスになってる、この不思議。<br />
　・そんでもって、親バカ・パードレと一緒に暮らしてる。<br />
　・他のみんなは幹部になってるんだな、トリッシュは時たま遊びに来るんだな。<br />
　・ナランチャ「俺は学校に通ってるぞー！！ジョジョー！！」<br />
<br />
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝<br />
<br />
≪フーゴ＆ナランチャで、完全なるギャグです。<br />
　ジャンルは女体化・ｂｌになりますが、甘さや切ない恋心を求めてはいけません。<br />
　恋愛要素は限りなく皆無に近い微量です。<br />
<br />
　・フーゴが何らかの事情で女の子になります。かろうじてナラフーです。<br />
　・護衛も暗殺もみんな元気ですが、みんなおバカです。<br />
　・ナランチャは絶賛・思春期男子です。<br />
　・そしてうちのフーゴは母ちゃんです。<br />
　<br />
　そんなナラフーなど認めん！！という方は、閲覧をお控えください。≫<br />
<br />
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝<br />
<br />
さて、リゾットと私的すぎるぐらい私的な小競合いがあった次の日。<br />
<br />
若きパッショーネのボスは、執務室の机で小さなお客に向かい語りかけていた。<br />
つぶらな瞳のお客の正体は、カメ。<br />
甲羅の中の部屋にポルナレフが住んでいる、ココ・ジャンボだ。<br />
<br />
一通り挨拶が終わったのか、中の住人がひょっと出てくる。<br />
飄々と話すカメより小さな人間に、ジョルノは難しい顔を近づけて本題に入っていった。<br />
<br />
<br />
ジョル「いろいろ探ってみましたが&hellip;今回のフーゴの件、どうもそちらから何か影響が出ているようですのでね。<br />
　　　　何か心当たりなどありませんか？<br />
　　　　その日のこと、特に夜から朝にかけて、思い出せる事は思い出してください。」<br />
<br />
ポル「いや&hellip;まああると言えばあるんだな&hellip;。」<br />
<br />
<br />
どうもバツの悪そうに歯切れ悪く話す、小さなポルナレフ。<br />
歴戦の戦士も、この若いボスには頭が上がらない。<br />
<br />
<br />
ポル「あの日、日課のラジオ体操をしようとしたのだが&hellip;朝の地震でラジオ体操が中止になってな、<br />
　　　その代わりに、チャリオッツとチャンバラしてたんだが&hellip;。」<br />
<br />
ジョル「いい年こいて何やってんですか&hellip;。」<br />
<br />
ポル「それでな、チャンバラしたその拍子にタンスの引き出しの中身をぶちまけてな、<br />
　　　その中にスタンドの矢の矢じりが入っていて&hellip;<br />
<br />
<br />
　　　それが床に跳ね返って、いかんともしがたいところに直撃してな&hellip;。」<br />
<br />
ジョル「いかんともしがたいところ？」<br />
<br />
ポル「いかんともしがたいところだ&hellip;それ以上は言えん。察っせ。」<br />
<br />
ジョル「&hellip;。」<br />
<br />
ポル「それで&hellip;『ちくしょう！女だったら、人生楽なのによ！』と悪態ついたもんだから&hellip;。」<br />
<br />
<br />
ジョル「はい、分かりました、原因はあなたですね。<br />
　　　　女性だったら楽なんて、まあ&hellip;政治家なら失言退任です。<br />
<br />
　　　　この場にトリッシュがいないことに感謝してください。<br />
　　　　スパイスガールズでいかんともしがたいところが、「やわらかいまんま」になるところでしたよ&hellip;。」<br />
<br />
ポル「面目ない。」<br />
<br />
<br />
ふぅーと一息吐き、ジョルノは椅子に座ったまま、くるくる回る。<br />
どう解決しようかと思案しているようだ。<br />
<br />
<br />
ジョル「まあ、スタンドの矢は使用すれば何が起こるか分からないですからね&hellip;発言以外の結果は責めません。<br />
　　　　が&hellip;ただ元に戻すとなると&hellip;。<br />
　　　　僕のゴールド・エクスペリエンス・レクイエムではどうにも&hellip;。<br />
　　　　たとえ『フーゴが変化しない』という真実にたどり着かせ無いようにしても、<br />
　　　　毎朝何かしらトラブルが起こることにはなってしまいますからね。」<br />
<br />
<br />
元に戻す&hellip;元に&hellip;とブツブツつぶやくジョルノ。<br />
その呟きを聞いて、騒動の元凶が何かを思いついたようだ。<br />
<br />
<br />
ポル「ただ単に『元に戻す』なら、ピッタリの奴がいるぜ？」<br />
<br />
<br />
&gt;&gt;NEXT]]> 
    </content>
    <author>
            <name>ぺこた</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>xxxpkninmemoxxx.syoyu.net://entry/125</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://xxxpkninmemoxxx.syoyu.net/%EF%BC%8Ajogio%E5%B0%8F%E8%AA%AC%EF%BC%8A/like%E3%80%80a%E3%80%80girl%E3%80%90%E3%81%9D%E3%81%AE12%E3%80%91_125" />
    <published>2018-09-19T23:51:30+09:00</published> 
    <updated>2018-09-19T23:51:30+09:00</updated> 
    <category term="＊jogio小説＊" label="＊jogio小説＊" />
    <title>like　a　girl【その12】</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p><span style="color: #ffcc00; font-size: x-large;"><strong>５年ほど放置していたジョジョ小説、発掘してきました！！</strong></span><br />
<strong><span style="color: #ffcc00;" color="#ffcc00"></span></strong>かなり昔なので、今とテンションが思いっきり違いますが&hellip;温かい目で見ていただければ幸いです&hellip;。<br />
<br />
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝<br />
≪以下の文章は世界が一巡、二巡した後ぐらいのお話です。完全なる我が家設定です。<br />
　あと、イタリアの風習や文化などいろいろ無視しております。訴えないで☆≫<br />
<br />
☆我が家設定<br />
　・原作終了後なのに、みんな生きてる。<br />
　・でもジョルノがボスになってる、この不思議。<br />
　・そんでもって、親バカ・パードレと一緒に暮らしてる。<br />
　・他のみんなは幹部になってるんだな、トリッシュは時たま遊びに来るんだな。<br />
　・ナランチャ「俺は学校に通ってるぞー！！ジョジョー！！」<br />
<br />
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝<br />
<br />
≪フーゴ＆ナランチャで、完全なるギャグです。<br />
　ジャンルは女体化・ｂｌになりますが、甘さや切ない恋心を求めてはいけません。<br />
　恋愛要素は限りなく皆無に近い微量です。<br />
<br />
　・フーゴが何らかの事情で女の子になります。かろうじてナラフーです。<br />
　・護衛も暗殺もみんな元気ですが、みんなおバカです。<br />
　・ナランチャは絶賛・思春期男子です。<br />
　・そしてうちのフーゴは母ちゃんです。<br />
　<br />
　そんなナラフーなど認めん！！という方は、閲覧をお控えください。≫<br />
<br />
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝<br />
<br />
<br />
<br />
なんとか港の波止場まで逃げてきた。<br />
ナランチャは、隣にフーゴをおろし、海側に脚を投げ出して、寝そべった。</p><br />
<p>ナラ「大丈夫か？フーゴ？？<br />
　　　さっきっから一言もしゃべってねぇけど&hellip;。<br />
　　　怪我してないか？？」</p><br />
<p>フー「えぇ&hellip;。<br />
　　　　いきなり俵担ぎにされるわ、リモコンはピッピコだわ&hellip;<br />
　　　　どっからツッこんでいいのかわからず、<br />
　　　　空気と化してましたが&hellip;。大丈夫です。」</p><br />
<p>ナラ「あー&hellip;ならよかったわ&hellip;。」</p><br />
<p>ほっとしたように目をつぶるナランチャ。<br />
へたりと腰を下ろして、フーゴはふと海に目をむけた。<br />
陽が傾き、港に戻る船の音が静かに響き消えていく。<br />
隣の呼吸音も、それに合わせて落ち着いていく。</p><br />
<p>～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～</p><br />
<p>ナラ「あ～、この一日の仕事が終わってよぉ～<br />
　　　夕日見ながらジェラート食ってる時が一番幸せだぜぇーー！！」</p><br />
<p>フー「今日はもう仕事も何もあったもんじゃないでしょう。<br />
　　　　まあさすがに不可抗力ですよね、今回のは。」</p><br />
<p>近くにあった屋台で買ったジェラートが、走って火照った体にはとてもおいしい。<br />
波止場の階段になっているところに並んで腰掛け、２人は海を見ながら食べている。</p><br />
<p>いつの間にか空はオレンジ色に染まり、明日の天気は快晴だと告げていた。</p><br />
<p>ふと、フーゴが手を止め横を見ると、無邪気に「うまいうまい」と食べているナランチャがいる。</p><br />
<p>フー「ふふっ」</p><br />
<p>ナラ「なに？なんかまた口の周りについてるとか？」</p><br />
<p>フー「まあそれもありますがね&hellip;。」</p><br />
<p>じっと隣の見る。<br />
いつも小柄な体格が、今日は華奢に見えない。<br />
細いが、しっかりと筋肉のついた腕と肩。<br />
首回りも、幼い顔を乗っけているにしては、がっしりと太い。</p><br />
<p>フー「本当に、男の人なんですねぇ&hellip;。<br />
　　　　いつもは華奢だ華奢だと思っていたんですけど&hellip;。」</p><br />
<p>ナラ「えぇっ！？それどーゆーことだよ！！俺は男だよ！<br />
　　　それに、ちゃんとフーゴのこと守ったじゃないかよ！！」</p><br />
<p>フー「いや、そういうことではなくて&hellip;自分が変わるといろいろ世界の見え方も変わるもんだなと&hellip;。<br />
　　　　それとも、何ですか？いつもは頼りない俺だけど、今回は見直したろ！とでも？」</p><br />
<p>えぇ～～と不満げに向き直ったナランチャ。<br />
いつのまにかジェラートは食べ終わって、口の周りを雑に拭いている。</p><br />
<p>ナラ「&hellip;あぁ～&hellip;いや、そうじゃなくて&hellip;。<br />
　　　だって、フーゴが怪我してねーか気になるじゃん！<br />
　　　ただの『心配』だよ！！」</p><br />
<p>うまく言い表せないのがもどかしいのか、ぷぅっと膨れてしまった。<br />
が、どうもその「うまく言えない言葉」がフーゴの気に少し障ったようだ。<br />
綺麗な眉をちょっとだけ顰め、切れ長の目でじっとナランチャを見つめる。</p><br />
<p>フー「守りたい&hellip;とでも思ったんですか？<br />
　　　　気持ちはありがたいですけどね、</p><br />
<p>　　　　たとえ僕は、もともと女性として生まれてきたとしても、<br />
　　　　守られて当然と思ってるような&hellip;メソメソ男の影に隠れてるような&hellip;<br />
　　　　そんな女性にはならなかったと思いますよ。」</p><br />
<p>思いがけず問い詰められたような形になってしまった。<br />
ナランチャは、しどろもどろしながら、「何を返せばいいか」いい言葉を探している。<br />
今まではもぞもぞしているような、なにかはわからないけど、くすぐったい感じを<br />
「なんとなく変な感じ」で済ませていたが&hellip;。</p><br />
<p>――これははっきり自分の言葉で「形」にしないと、フーゴにはちゃんと伝わらない。<br />
　　　「なんとなく」のままでは、お互いにズレができてしまいそうだ&hellip;。<br />
　　　自分で考えたことを、自分の口からでる、言葉で伝えなければ意味がない。――</p><br />
<p>悩み悩みながら、精一杯の言葉を紡いでいく。</p><br />
<p>ナラ「う、うん&hellip;いや、フーゴはきっと強いだろうけどよ。<br />
　　　&hellip;ってか、女でもパープル・ヘイズ出せんなら、なかなか勝てる奴いねぇって&hellip;。</p><br />
<p>　　　う～ん&hellip;なんていうのかなぁ～？？<br />
　　　フーゴが弱いって言ってるわけじゃなくて、<br />
　　　俺の方がさ、勝手に守らなきゃって思ってんだよ。<br />
　　　なんつーか&hellip;大事にしたいって感じかなぁ&hellip;。」</p><br />
<p>フー「&hellip;大事にしたい？？」</p><br />
<p>ナラ「うん。」</p><br />
<p>意外な言葉にきょとんとするフーゴ。<br />
そりゃあそうだ。仲が悪いわけではないが、喧嘩は派手にしてきたし、怪我もお互い結構負ったり負わせたりした。</p><br />
<p>――『大切な仲間だという意識は変わらない』、とナランチャは言いたいのだろう。</p><br />
<p>つたない言葉からも、十分理解はできるが、<br />
それでも格下に見られて守られるのも、フーゴのプライドが許さない。</p><br />
<p>でもナランチャが向けてくる感情は何だろう？<br />
彼の言う「大事にしたい」はちょっと違う。<br />
彼が敬愛するブチャラティに対するものとも、他のメンバーに対するものとも。<br />
&hellip;もちろん普段の自分に向けてくるものとも&hellip;。</p><br />
<p>きょとんとするフーゴの前で、<br />
ナランチャはうんうん悩みながら、彼なりに言葉を選んで文章にしていた。</p><br />
<p>ナラ「ん～例えばさ、さっき、メタリカのパチンコ玉が飛んできたときによ。<br />
　　　俺思ったんだ。『フーゴには絶対当てさせねぇ！！』って。<br />
　　　今思ってみれば、フーゴはもともと男なんだし<br />
　　　今までいっぱい怪我もしてきてるから耐えられないってことはないんだろうけどさ、</p><br />
<p>　　　なんていうかなぁ～フーゴに傷でもついたらって思ったら、俺が耐えらんなかったんだ。<br />
　　　たとえかすり傷でも&hellip;あんなほっそい腕や脚に怪我させてたら、俺は自分自身が許せなくなってたと思う。」</p><br />
<p>フー「&hellip;なぜです？」</p><br />
<p>ナラ「だってよぉ～もともとは俺とペッシの問題じゃねぇかぁ～。<br />
　　　保護者のリゾットが首突っ込んできたのは想定外だったがよ。<br />
　　　俺のせいでフーゴが怪我したら、俺は俺自身にムカついて、情けなくなってたぜ～！！」</p><br />
<p>フーゴ「&hellip;。」</p><br />
<p>フーゴ「ありがとうございます。<br />
　　　　女だからとむやみやたらに守られていたら嫌でしたが&hellip;。<br />
　　　　あなたの気持ちは嬉しいです。」</p><br />
<p>ナラ「え？そうか？<br />
　　　&hellip;えへへっ、フーゴが良かったってんなら、良かったよ。」</p><br />
<p>にかっとした顔で笑う。</p><br />
<p>フー「&hellip;それに、今まで気づきませんでしたが、<br />
　　　　ナランチャ、君、小柄で痩せてますけど、結構筋肉ついてるんですね。<br />
　　　　肩幅も意外とあるし、腹筋なんか、今の僕よりあるんじゃないんですか？」</p><br />
<p>ナラ「おう！！いつまでもひょろひょろじゃ、かっこわり―からな！！<br />
　　　今じゃ腹筋は、クラスで一番割れてんだぜ！！<br />
　　　どうよ？男らしーだろ？」</p><br />
<p>フー「まあ&hellip;確かに初めて会った時よりはたくましくなりましたね&hellip;。<br />
　　　　でも、僕としては&hellip;君はその笑顔が一番ですよ。」</p><br />
<p>ナラ「そうか？<br />
　　　フーゴ、俺の笑った顔好きなのか？」</p><br />
<p>フー「えぇ、あなたの笑顔は好きですよ。<br />
　　　　屈託なくて、明るくて。<br />
　　　　オレンジ色の太陽みたいで&hellip;。<br />
　　　　&hellip;魅力的ですよ。」</p><br />
<p>ナラ「えへへっ&hellip;そうか？<br />
　　　フーゴ&hellip;俺のこと好きか！！<br />
　　　じゃあ、俺のよｍ&hellip;」</p><br />
<p>バシッ！！</p><br />
<p>フー「それとこれとは話が別です。」</p><br />
<p>抱きつこうとしたナランチャの顔面を、容赦なく平手で受け止めるフーゴ。</p><br />
<p>ナラ「そうかよ？<br />
　　　俺だってそのうちブチャラティみたいになるかもしんないぜ？<br />
　　　そしたらフーゴもトリッシュみたいに、一途に俺のこと思うようになるかもよ！！」</p><br />
<p>いたずらっぽく笑う。</p><br />
<p>フー「&hellip;どっから来るんですか&hellip;その自信&hellip;。<br />
　　　　というより、どうしてそんなに好きなんです？僕のことが？」</p><br />
<p>ナラ「えっ！！いやあのそのそれはそのだな&hellip;///」</p><br />
<p>フー「『美人だし、スタイルいいし、頭もいいし、仕事できるし、料理もうまい』からですか？<br />
　　　　『キレなきゃ最高』な『自慢できる彼女』だからですか？」</p><br />
<p>ナラ「いや！！そりゃ違うよ！！<br />
　　　え～と、そりゃ美人で頭いいとこも好きだよ&hellip;。<br />
　　　けど、そればっかじゃないよ！！<br />
　　　なんていうか&hellip;フーゴは俺が世界で一番大事にしたいんだ。<br />
　　　たとえキレてもフーゴなら大好きだ！！」</p><br />
<p>フー「&hellip;。」</p><br />
<p>ナラ「だからさ！もし、ど～うしても体が戻らなくなった時は、俺の嫁になってくれよ！！<br />
　　　もとはといえば俺が無意識に望んだことなんだし。<br />
　　　責任はとるよ！！<br />
　　　仕事も危険なことはなるべくさせないように頼むから！<br />
　　　フーゴがこの仕事したいっていうんならそれもいいけど&hellip;。<br />
　　　もし、子供ができて仕事ができなくなっても、食いっぱぐれないように俺頑張るから！！<br />
　　　だからさ！お願い！！」</p><br />
<p>フー「&hellip;&hellip;。」</p><br />
<p>ダメかな？</p><br />
<p>不安げな目で覗き込むナランチャ。</p><br />
<p>その顔を見て、<br />
少し微笑aんで、</p><br />
<p>フーゴは応えた。</p><br />
<p>フー「そうですね&hellip;戻れれば一番いいんですが&hellip;。</p><br />
<p>　　　　もし、万が一の時には&hellip;<br />
　　　　『不束者ですが、よろしくお願いします』&hellip;ね。」</p><br />
<p>&gt;&gt;NEXT</p>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>ぺこた</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>xxxpkninmemoxxx.syoyu.net://entry/124</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://xxxpkninmemoxxx.syoyu.net/%E2%99%AA%E5%BF%8D%E3%81%9F%E3%81%BE%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E2%99%AA/%E5%AD%A4%E5%BD%B1%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%80%90%E3%81%9D%E3%81%AE8%E3%80%91" />
    <published>2018-07-23T00:19:25+09:00</published> 
    <updated>2018-07-23T00:19:25+09:00</updated> 
    <category term="♪忍たま小説♪" label="♪忍たま小説♪" />
    <title>孤影の人【その8】</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[《以下の文章は、成長金吾と喜三太の妄想文です。 内容はひたすら妄想ですが、金吾と喜三太の実家設定捏造などがあります。オリキャラ満載です。 <br />
中二病的発言は、華麗にスルーしてください。お願いです。 <br />
もちろんご本家様とは何ら関係ないばかりか縁もゆかりもございません。そして時代考証など完全に無視しております。訴えないで☆》 <br />
<br />
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝<br />
<br />
<br />
「おお、若。これへ。」<br />
<br />
昼の暑さが落ち着き、気持ちの良い夜風が吹く。<br />
夕餉を済まして師の居間に行くと、すでに布団に横になった慈海が、顔だけをこちらに向けて側へ呼んだ。<br />
<br />
父と対面していたときは気を張っていたが、やはり疲れたのであろう。<br />
目の下や頬にくっきりと影が付いている。<br />
<br />
<br />
「このような姿で話をするのは、礼節の師としていかんと思うが&hellip;許せよ。<br />
　何分、起き上がっているもの苦しゅうてな&hellip;。」<br />
<br />
「はい、僕は一向に構いません。」<br />
<br />
<br />
――お加減はあまりよろしくないようだ&hellip;。<br />
<br />
<br />
金吾の心配をよそに、慈海は弟子の姿を満足そうに眼を細めて眺めている。<br />
<br />
<br />
「この三月（みつき）、学問漬けの毎日じゃったな。<br />
　詰め込みすぎたとも思うが、時間が惜しくての。<br />
<br />
　すべて教えられているかと言われれば、まだまだ足りところもある。<br />
　基礎は教え込んでいるゆえ、分からぬところがあれば慈恵に聞け。<br />
<br />
　儂としてはもっと教えたいところじゃが&hellip;こればかりは神仏の心にかなわんことにはの&hellip;。」<br />
<br />
「&hellip;。」<br />
<br />
「なに、もう儂の教えは終わりというわけではない。<br />
　まずは基礎の一段落。それがようやく終わったところよ。<br />
　生きている限りは、お前たちに儂の持てるものをすべておいていく。<br />
　一日一日が儂の教えじゃ。」<br />
<br />
「はい。」<br />
<br />
<br />
素直に返事をする金吾を見て、大叔父はまた満足そうにうなずいた。<br />
<br />
<br />
「今日、若を呼んだのはほかでもない。<br />
　仕上げとしてな、一つだけ、若に問題を出しておく。」<br />
<br />
「はい。」<br />
<br />
「若も知ってのとおり、この乱世では、妻子を質に出すことも少なくない&hellip;。<br />
　その目的は和睦の条件であったり、友好の証としてだが&hellip;本質は離反するのを防ぐためじゃ。<br />
　だが、時にはどうしても救い出せぬまま、質に出した先と戦が始まることもある。<br />
<br />
　もし、質に出している妻子を見殺しにし無ければならん時が来たら&hellip;お主はどうする。」<br />
<br />
<br />
問われて、若い次期当主はただただ目を丸くしている。<br />
今までにない類の問いかけに、これまた素直に驚いている。<br />
<br />
<br />
その丸い目を、じっと、くぼんだ目が見つめている。<br />
<br />
<br />
土気色の顔、<br />
暑さにもかかわらずに汗も出でていない<br />
<br />
残された時間は本当に少ないのだ。<br />
<br />
<br />
――この老いた師を安心させてやりたい。<br />
<br />
<br />
であれば、安心できる答えをこの場で聞かせてやりたい。<br />
<br />
<br />
<br />
「難しいであろうな、今すぐに答えんでも良い。」<br />
<br />
<br />
「いえ！お師匠様、金吾はこの場で答えます。」<br />
<br />
<br />
「ほう&hellip;もうできたとな。」<br />
<br />
<br />
「&hellip;もし、そうなった場合は、迷わず妻子を捨てます。<br />
　身内の情に迷って、一族郎党を迷わせることはしません！」<br />
<br />
<br />
「馬鹿者っ！」<br />
<br />
久々の雷が落ちた。<br />
<br />
正直、そんな力がまだ残ってたのかと言うぐらいの大声だ。<br />
しかし、かつての追撃はない。<br />
興奮したため痰がのどに絡んだのか、老人は激しく咳き込みだした。<br />
<br />
骨ばった背中をさすりながら、金吾は黙って次の言葉を待つ。<br />
呼吸が整い、さらに一呼吸おいてから、穏やかな言葉がやってきた。<br />
<br />
<br />
「&hellip;いや考えてみれば、まだ奥方も迎えていない若には、早い質問じゃった。<br />
　人は先が短いと思うと、どうにも気ばかり焦る。<br />
　気が焦ると、心に余裕がなくなる。<br />
　心に余裕がなくなれば、このような短慮の失敗をする&hellip;。」<br />
<br />
「&hellip;。」<br />
<br />
「若の答えにも焦りが見える。<br />
　この老体を気遣ってくれるのはありがたいが&hellip;そのように簡単に答えるものではない。<br />
<br />
　妻子でなくとも、父や兄、喜三太でも良い。<br />
　その者たちを見捨てる&hellip;そう考えるとどうじゃ？<br />
<br />
　先と同じ答えができるか？」<br />
<br />
「&hellip;。」<br />
<br />
「&hellip;そうじゃ。&hellip;そう簡単に『捨てる』とは言えぬ。それが人の理（ことわり）よ。<br />
　だからこそ、大名たちは他の家から質を取るのじゃ。<br />
　何も悩まんのであれば、わざわざ差し出せと言わぬ。」<br />
<br />
<br />
金吾の一文字に結んだ口元をみて、大叔父はなぜか安心したように目をつぶる。<br />
答えより、人として当たり前の反応が、欲しかったのかもしれない。<br />
<br />
<br />
「どの選択をすれば正解か、というものはない。<br />
　結果として良いか悪いかが出るだけじゃ。<br />
<br />
　&hellip;もし結果として、国や一族郎党を取ったとしても、<br />
　そこに至るまで、熟慮することを重視せよ。<br />
<br />
　何が最善か、他の立場や視点で見ればどうか。<br />
<br />
　見方を変え、やり方を変え、<br />
　考えに考え抜いて、打てる手段はすべて打ったうえで決めよ。<br />
　その上で出した答えなら、少なくとも間違ってはおらぬ。<br />
<br />
　一番の間違いは、目先のことだけで簡単に答えを出すことじゃ。」<br />
<br />
<br />
シン&hellip;と静まった居間に、遠くから潮の音が流れてくる。<br />
穏やかな流れの中から、しわがれた優しい声が続く。<br />
<br />
<br />
「若、これは宿題としよう。<br />
　答えが出るまでじっくり考えておれ。焦ることはない。<br />
　一生かけて悩みなされ。<br />
<br />
　儂はあの世で、よい答えが聞けるのを楽しみに待っておる。」<br />
<br />
&gt;&gt;NEXT]]> 
    </content>
    <author>
            <name>ぺこた</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>xxxpkninmemoxxx.syoyu.net://entry/123</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://xxxpkninmemoxxx.syoyu.net/%E2%99%AA%E5%BF%8D%E3%81%9F%E3%81%BE%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E2%99%AA/%E5%AD%A4%E5%BD%B1%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%80%90%E3%81%9D%E3%81%AE7%E3%80%91" />
    <published>2018-07-22T10:15:52+09:00</published> 
    <updated>2018-07-22T10:15:52+09:00</updated> 
    <category term="♪忍たま小説♪" label="♪忍たま小説♪" />
    <title>孤影の人【その7】</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[《以下の文章は、成長金吾と喜三太の妄想文です。 内容はひたすら妄想ですが、金吾と喜三太の実家設定捏造などがあります。オリキャラ満載です。 <br />
中二病的発言は、華麗にスルーしてください。お願いです。 <br />
もちろんご本家様とは何ら関係ないばかりか縁もゆかりもございません。そして時代考証など完全に無視しております。訴えないで☆》 <br />
<br />
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝<br />
<br />
「日に日に暑くなりますなぁ、叔父上。」<br />
<br />
<br />
久々に澄み切った空を眺めて、武衛は年老いた叔父に団扇で風を送っている。<br />
幾日も続いた梅雨の雨が収まったとはいえ、今度は湿気が充満し、息苦しい。<br />
本格的に夏の暑さが始まっているようだ。<br />
<br />
<br />
「いや、暑さ寒さもこの老体にはこたえる。<br />
　とはいえ、殿直々に扇いでもらうなど、贅沢なことよ。」<br />
<br />
そんな暑さの中でも、一家の長を迎えるには失礼があってはならんと、叔父の方は寝床から起き衣類を正している。<br />
脇息にもたれかかりながらも、礼節を欠かぬよう気を張っているようだ。<br />
<br />
<br />
「今は叔父孝行させてくだされ。<br />
　こんな時でもないと、水入らずでゆっくり語ることもありませんからな。」<br />
<br />
<br />
そんな甥の声に、目を閉じ頷きながら老僧は耳を傾けている。<br />
<br />
<br />
「金吾と慈恵の様子は、どうですかな？」<br />
<br />
<br />
「やはりご兄弟ですな。<br />
　同じ屋根の元暮らせば、少しずつ心が通うようで&hellip;。<br />
<br />
　出来れば、子どものころから儂の手元で一緒に育てたかったと思うところもあるが&hellip;これはこれで。<br />
　それぞれに得手不得手があり、それぞれが利点でもある。<br />
　補いあえればと思うが、それにはまずお互いの信頼が必要じゃからな。<br />
　こればかりはもう少し時間が欲しい。<br />
　<br />
　２人ともよい子じゃが、どうも聞き分けが良すぎるというか&hellip;<br />
　仲良うしてくれるのはいいが、ケンカもせぬようお互い意見をぶつけぬようで&hellip;。」<br />
<br />
「何分、６年も離れて育ちましたからな&hellip;。」<br />
<br />
「まあ、金吾は喜三太とは垣根のない仲のようじゃ。<br />
　もともと大人しすぎるのでなければ、そのうち兄とも遠慮なく話ができるようになろう。」<br />
<br />
<br />
今度は甥の方が、目を閉じてうんうんと反芻すようにその言葉を聞いている。<br />
まぶたの裏には、もう少し成長した息子たちの姿。<br />
息子たちの後ろには、からりと晴れ渡った青空が輝いている。<br />
不穏な雲もない、澄み切った光景だ。<br />
<br />
――可能性。それだけが強く焼きついてくる。<br />
<br />
<br />
「父上、おいででしたか！？」<br />
<br />
<br />
不意にかけられた子供の声に気づき、目を開ける。<br />
<br />
縁側に金吾がいた。<br />
びっしょりと水にぬれ、髪からは絶えずしずくが落ちている。<br />
眩しいような笑顔と、以前より肉付きの良くなった肩や腕。<br />
濡れた着物を小脇に抱え、ふんどし一丁の姿を見ると、村の悪ガキとそう大差ない。<br />
<br />
<br />
「なんだ。暑さに耐えかねて、川干しにでも行ってきたのか？」<br />
<br />
「畑仕事の泥を落としに川へ行っておりました。<br />
　途中、喜三太に頭から水をかけられたので、僕もやり返しまして、水合戦に。<br />
　もうどうせびしょ濡れだから、かまわないだろうと&hellip;。」<br />
<br />
そういうそばから、水合戦の火ぶたを切った張本人が帰ってきた。<br />
こちらも立派な濡れねずみになっている。<br />
もーっ！と不満げにこぼしているところを見ると、負けたのだろう。<br />
金吾よりも幾分白い腕をぶんぶん振り回して、高い声で抗議している。<br />
<br />
巻き添えになったのか、兄の慈恵までびしょぬれだ。<br />
こちらは抗議する元気もないようで、ぐったりした顔で喜三太の後についている。<br />
<br />
３匹の悪ガキたちの姿に苦笑する父。<br />
それとは反対に、大叔父は少し考え込んだ後、おもむろに口を開いた。<br />
<br />
<br />
「ちょうど良い。若よ、夕餉のあとに儂のもとに来い。<br />
　申し聞かせたいことがある。」<br />
<br />
&gt;&gt;NEXT]]> 
    </content>
    <author>
            <name>ぺこた</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>xxxpkninmemoxxx.syoyu.net://entry/122</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://xxxpkninmemoxxx.syoyu.net/%E2%99%AA%E5%BF%8D%E3%81%9F%E3%81%BE%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E2%99%AA/%E5%AD%A4%E5%BD%B1%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%80%90%E3%81%9D%E3%81%AE6%E3%80%91" />
    <published>2017-05-08T03:39:04+09:00</published> 
    <updated>2017-05-08T03:39:04+09:00</updated> 
    <category term="♪忍たま小説♪" label="♪忍たま小説♪" />
    <title>孤影の人【その6】</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[《以下の文章は、成長金吾と喜三太の妄想文です。 内容はひたすら妄想ですが、金吾と喜三太の実家設定捏造などがあります。オリキャラ満載です。 <br />
中二病的発言は、華麗にスルーしてください。お願いです。 <br />
もちろんご本家様とは何ら関係ないばかりか縁もゆかりもございません。そして時代考証など完全に無視しております。訴えないで☆》 <br />
<br />
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝<br />
<br />
「あ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～<br />
　<br />
　&hellip;飽きちゃった。」<br />
<br />
「これ喜三太、危ないですよ。」<br />
<br />
縁側から地面へ、細身の少年が溶けたようにだらんと寝そべっている。<br />
たすき掛けをした慈恵が、作業をしながら困ったようにそれを眺めている。<br />
<br />
「だって慈恵様、毎日毎日慈海様の授業に掃除洗濯、野良仕事。<br />
　炊事までやるなんて。<br />
　6日に1日ぐらいはお休みが欲しいですよ～。」<br />
<br />
「うちの寺は家事をしてくれるものがいないから。<br />
　自分のことは自分でするんですよ。」<br />
<br />
「慈海様は～？」<br />
<br />
「お師匠様はお年ですから。<br />
　でも炊事はみんなと一緒にやっているでしょう？」<br />
<br />
「金吾は～？」<br />
<br />
「金吾はお前と受ける授業のほかに、大名として必要なことを学んでますから。<br />
　兵法から皆本家の系図に歴史書、<br />
　和歌、連歌、茶の湯、香、能に幸若、小鼓、笛、尺八&hellip;」<br />
<br />
「あぁぁ～もういいです！もういいです！<br />
　聞くだけで頭が痛い～！」<br />
<br />
「本来なら何年もかけて学ぶものですが&hellip;<br />
　金吾は帰ってきてから詰め込み教育ですからね。<br />
　もうしばらくは毎日こもりっきりですよ。<br />
<br />
　&hellip;おや噂をすれば&hellip;」<br />
<br />
<br />
奥の部屋からふらふらと歩いてくるのは、話題の中心の金吾その人だ。<br />
小袖に袴の普段着でいる姿は、家臣たちの前で帰還ののあいさつをした日と比べると、<br />
屈託のない15歳の少年そのものだ。<br />
<br />
<br />
「づ&hellip;づがれだぁーー&hellip;。」<br />
<br />
「もう見るからにお疲れだね。金吾&hellip;。」<br />
<br />
だらんと寝そべる喜三太の隣に、倒れ込むように金吾も転がる。<br />
2人とも溶けたように動かない。<br />
そんな２人と対照的に、慈恵は梅のヘタを一つ一つ手早くとっていく。<br />
<br />
「ほらほら、2人とも。<br />
　今年は梅の実がこんなに取れましたからね。明日からは梅干しづくりです。」<br />
<br />
「えぇ～～～～～梅干しぃ～～？」<br />
<br />
「たまには肉が食べたいです、兄上～～！」<br />
<br />
「鹿垣（ししがき）に猪でもはまってたら考えましょう。」<br />
<br />
<br />
抗議する子供の声を、落ち着いた声がぴしゃりと抑える。<br />
<br />
<br />
「春夏秋冬。竹を切ったり、松の皮を備蓄したり。<br />
　寺とはいえお経を読んでばかりいるんではないんですよ。<br />
　皆本家は武家ですからね。万が一の備えです。」<br />
<br />
<br />
うにゃ～んと何とも言えない音をあげる弟たちをしり目に、てきぱきと梅の下ごしらえを進めていく。<br />
<br />
<br />
「毎年毎年、焼酎で洗う役と塩揉みの役に、2人くらいお手伝いが欲しかったんですよ。」<br />
<br />
<br />
にこっと満面の笑みを向けられる。<br />
兄のこの笑顔には逆らえない。<br />
しぶしぶお手伝いの覚悟を決める金吾と喜三太であった。<br />
<br />
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～<br />
<br />
「どうじゃな、今年の梅の出来は。」<br />
<br />
「お師匠様」<br />
<br />
<br />
不意に師のしわがれた声が上から降ってきたため、慈恵は手元から目をあげた。<br />
金吾と喜三太は、夕食に使う野菜を取りに畑へ行っている。<br />
<br />
<br />
「良いですよ。今年は喜三太がいてくれたので。実に傷が付かないよう木に登ってさっさと取ってきてくれましたよ。<br />
　身が軽いんでしょうね。」<br />
<br />
「まだまだ勉学も奉公も、遊びの延長のようじゃな。<br />
　まあ元気でよろしい。」<br />
<br />
「どうにもこうにも&hellip;小さい弟が2人も増えたようで」<br />
<br />
<br />
そういう慈恵の顔は困ったような顔をしながらも、楽しんでいるようだ。<br />
その間にも、畑から高い2つの声が聞こえてくる。<br />
<br />
<br />
「まだ子供の気分が抜けないようじゃな。」<br />
<br />
「それをいうなら、私も同じ年なのですよ。」<br />
<br />
<br />
しわがれた声と、少し低く落ち着き始めた声が、<br />
梅雨前の青い空に静かに溶けている。<br />
<br />
&gt;&gt;NEXT]]> 
    </content>
    <author>
            <name>ぺこた</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>xxxpkninmemoxxx.syoyu.net://entry/121</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://xxxpkninmemoxxx.syoyu.net/%E2%99%AA%E5%BF%8D%E3%81%9F%E3%81%BE%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E2%99%AA/%E5%AD%A4%E5%BD%B1%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%80%90%E3%81%9D%E3%81%AE5%E3%80%91" />
    <published>2017-01-16T21:13:41+09:00</published> 
    <updated>2017-01-16T21:13:41+09:00</updated> 
    <category term="♪忍たま小説♪" label="♪忍たま小説♪" />
    <title>孤影の人【その5】</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[《以下の文章は、成長金吾と喜三太の妄想文です。 内容はひたすら妄想ですが、金吾と喜三太の実家設定捏造などがあります。オリキャラ満載です。 <br />
中二病的発言は、華麗にスルーしてください。お願いです。 <br />
もちろんご本家様とは何ら関係ないばかりか縁もゆかりもございません。そして時代考証など完全に無視しております。訴えないで☆》 <br />
<br />
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝<br />
<br />
初夏の風が過ぎ、むせかえるような油蝉の声に包まれる頃。<br />
武衛は国境の山城に出向いていた。<br />
<br />
かろうじて馬が通れるとは言っても、自然が作った難攻不落の要塞。<br />
頭上にはこれでもかというように照り付ける太陽。<br />
山道を登るほどに、汗が流れる。<br />
<br />
<br />
「おう、着いたか。」<br />
<br />
<br />
汗を拭きながら武衛は門をくぐった。<br />
ここは甲斐との山境にある城。<br />
同じ北条系に仕える武将、高倉堂寸の居城だった。<br />
<br />
国境いのため、近年小競り合いが絶えず、<br />
先の三増峠の戦いの後、停戦の条件として、息子を甲斐側の三増氏へ人質に出している。<br />
戦国の小大名には珍しくはない。<br />
<br />
<br />
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～<br />
<br />
<br />
高倉家の居間には、日差しの暑さをしのぐために簾がかけられ、涼しげな影が広がる。<br />
武衛と堂寸は向かい合って麦湯を飲み、すぐ後ろに控えた小姓たちは、静かに風を送っている。<br />
<br />
<br />
「お主の跡取りは頼もしいの。」<br />
「まだまだじゃ。」<br />
<br />
<br />
一通りの要件が終わり、他愛もない雑談が交わされている。<br />
話題の中心は皆本家の嫡子・金吾のことだ。<br />
<br />
<br />
「剣術が好きなのでな。良い師のもとで学べればと思うて預けていたが、<br />
　まだ子供じゃ。我が家を任せるには心許ない。<br />
　なにより戦では慢心が命取りになる。」<br />
<br />
「そうよの&hellip;儂の倅も血気盛んなばかりで。<br />
　若い者はこんなものかと思うておったが<br />
　&hellip;結局、北条との小競り合いで失ってしもうた。」<br />
<br />
「&hellip;。」<br />
<br />
<br />
ふっと寂しさをにじませた声。<br />
じりじりと規則正しい蝉の声が、静まった居間に響く。<br />
<br />
堂寸の嫡男・吉政（よしまさ）は勇猛で名を知られ、武将としても跡継ぎとしても将来が期待されていたが、<br />
昨年、北条家家臣との小競り合いがあり、それで受けた傷がもとで死んでしまった。<br />
峠のなれない山道で、意表を突かれたのが大きな原因だった。<br />
<br />
<br />
「長男はよく育ったと思い、安心しておったが&hellip;。<br />
　もう儂の息子は三増へ質に出した福寿丸しかおらんようになってしもうた。<br />
　北条は主家には当たるが&hellip;吉政を失った今、三増に強い態度では臨めん。」<br />
<br />
息子を思うさびしげな表情の中に、何かそれとは違う、不穏な影がよぎった。<br />
武衛はそれを見て見ぬふりし、話をつなげた。<br />
不穏な影は影のまま、静かに収めたい。<br />
<br />
「国境で争わぬよう友好を保つのはよいが、行き過ぎれば主家からどう思われるか&hellip;<br />
　いらぬ懸念も出てこよう。それが今の世じゃ。<br />
<br />
　三増の向こう、甲斐は勢いがある。<br />
　しかし、お家に一波乱ありそうな様子じゃ。<br />
<br />
　それに比べ北条は一枚岩。<br />
　わざわざ嵐の前触れに飛び出していくものもなかろう。<br />
　今どちらに組みするか、わからぬお主ではあるまい。」<br />
<br />
群雄割拠のこの時代、これより後の江戸時代と比べれば、支える主君を変えることも珍しくもなかったが、<br />
それでも一寸先は闇。<br />
どこに仕えれば安泰というものでもない。<br />
<br />
「北条の大殿は、お歳じゃ。<br />
　それに引き替え、甲斐の若殿はこれから。<br />
　勢いは向こうにある&hellip;。」<br />
<br />
「滅多な事を言うものではない。<br />
　そもそも甲斐の殿は、若殿と気が合わないと聞く。<br />
　入れ込んでいる若殿が廃嫡されたらなんとする？」<br />
<br />
<br />
堂寸は聞くともなしに手元の茶碗に目を落とし、ぼそっとつぶやいた。<br />
<br />
<br />
「&hellip;あるいは&hellip;若虎が親を噛むかもな&hellip;。」<br />
<br />
「なんと&hellip;！戦の世とはいえ、親子の情は切れぬものよ！。」<br />
<br />
「そう、儂も親子の情は切れぬものよ&hellip;。」<br />
<br />
<br />
そこまで聞いてはたと思い当たった。<br />
<br />
堂寸は残った一人息子を質に入れているのだ。<br />
<br />
<br />
――これは&hellip;滅多なことは言えぬ。<br />
<br />
<br />
忠義一徹者が多い家には、冷静な主君が求められる。、<br />
近隣との小競り合いで追い詰められ、すがる希望の跡継ぎは質にとられ<br />
早まる者がないとは言い切れないのだ。<br />
ここで上に立つものまで早まれば、一族どころか近隣にまで大きな波が立つ。<br />
<br />
<br />
「事情は察するが、焦慮はいかん&hellip;。<br />
　小さかろうと父祖の地がある、家臣がおる。<br />
　それを守るのに一時耐えねばならぬこともある。<br />
　ここで事を起こせばどうなるか&hellip;。<br />
<br />
　辛抱じゃ 厳しい冬も耐えれば春になる<br />
　ここは辛抱じゃ&hellip;。」<br />
<br />
<br />
陽が傾き静まり返った居間に、ヒグラシが鳴きはじめた。<br />
ささやかな鳴き声に、どこか後ろ髪をひかれる思いで、武衛は帰路についた。<br />
<br />
&gt;&gt;NEXT]]> 
    </content>
    <author>
            <name>ぺこた</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>xxxpkninmemoxxx.syoyu.net://entry/120</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://xxxpkninmemoxxx.syoyu.net/%E2%99%AA%E5%BF%8D%E3%81%9F%E3%81%BE%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E2%99%AA/%E5%AD%A4%E5%BD%B1%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%80%90%E3%81%9D%E3%81%AE4%E3%80%91" />
    <published>2017-01-10T03:34:23+09:00</published> 
    <updated>2017-01-10T03:34:23+09:00</updated> 
    <category term="♪忍たま小説♪" label="♪忍たま小説♪" />
    <title>孤影の人【その4】</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[《以下の文章は、成長金吾と喜三太の妄想文です。 内容はひたすら妄想ですが、金吾と喜三太の実家設定捏造などがあります。オリキャラ満載です。 <br />
中二病的発言は、華麗にスルーしてください。お願いです。 <br />
もちろんご本家様とは何ら関係ないばかりか縁もゆかりもございません。そして時代考証など完全に無視しております。訴えないで☆》 <br />
<br />
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝<br />
<br />
兄の勧めた松林を眺めながら、城へ帰ってきた。<br />
青葉を照らす日光に目を細めながら、父の居間へと向かう。<br />
<br />
「父上、金吾ただいま戻りました。」<br />
<br />
「おぉ、叔父上の様子は&hellip;どうじゃった？」<br />
<br />
固まった背中を伸ばすように、座りなおした武衛は、いつもより幾分穏やかな顔をしていた。<br />
<br />
初夏の気候の良さに、うとうとしていたようだ。<br />
父の居間にもやわらかい光が差し込んでいる。<br />
<br />
「はい、私の帰還を喜んでいらっしゃいましたが、お師匠様の体はなかなか本調子とはいかないようです。<br />
　兄上に手を貸してもらいながら、寝床から起き上がられておられました。」<br />
<br />
「そうか&hellip;。年末から風邪気味だったとは聞いていたが&hellip;ここまでこじらせているとはな&hellip;。<br />
　あの御歳だ。万が一のことも考えておられるかもしれんな。」<br />
<br />
「そのことで、お師匠様からお話がありました。<br />
　折を見て、兄上に寺の住職を譲ると&hellip;。」<br />
<br />
「なにっ！」<br />
<br />
武衛が驚きのあまり、目を剥く。<br />
丸く大きな目がさらに見開く様は、雅楽の蘭陵王の面を思わせる。<br />
<br />
しかし、驚きは束の間。<br />
中空を見つめて「ふむっ」と嘆息すると、いつもの落ち着いた声になった。<br />
<br />
「もし万が一と考えるならば、それが一番良いだろうな。<br />
　慈恵は血縁者。金吾より長くそばにいた弟子だ。<br />
　親バカかもしれんが、慈恵は頭の良い子じゃ。<br />
　叔父上のように、良い軍師になるかもしれん。」<br />
<br />
「父上。」<br />
<br />
「うん？」<br />
<br />
「お師匠様は、兄と私はともに力を合わせよと。決して相争うてはならぬと&hellip;。<br />
　皆本家の強さは、血縁の強さだとおっしゃられました。」<br />
<br />
「うむ&hellip;。」<br />
<br />
その言葉に考え込むように武衛は腕組みし、目をつむる。<br />
<br />
「その教えは必ず守っていかなければならん。<br />
　我ら鎌倉から小田原を治める相模の小大名は、みな縁続きじゃ。<br />
　特に北条家では、家の中心は全員正室の子と決まっておる。<br />
　幼少時から兄弟の順序をしっかりつけることも、お家騒動回避の知恵じゃ。<br />
<br />
　&hellip;鎌倉殿は身内同士で争い、三代で絶えてしまったが&hellip;<br />
　我らはそれを教訓に代々力を固めている。」<br />
<br />
「&hellip;はい、父上。」<br />
<br />
「金吾、今は戦国じゃ。」<br />
<br />
よく聞けと言わんばかりにカッと目を剥いて金吾の方を見た。<br />
その気迫に負けて、じっと見入ってしまう。<br />
<br />
「今の相模では北条が勢力を伸ばしている。<br />
　甲斐では武田が、駿河では今川が。<br />
　斯波氏・細川氏・畠山氏の守護職だの、関東管領だの、<br />
　幕府の官職はあれど、みな形骸化しておる。<br />
<br />
　今は力のあるものが伸びていく。<br />
<br />
　北条の早雲殿を見よ。<br />
　武田の虎を見よ。<br />
<br />
　家柄よりも自分の力でのし上がった者が、国をまとめ治めている。<br />
　管領職は応仁の乱へと引き込んだが、今は力でのし上がったものが戦を治めていっている&hellip;。」<br />
<br />
そこで一瞬、力を抜き、<br />
また考え込むかのように腕を組みながら、武衛は続きを語る。<br />
<br />
「ただ、それは力で戦を終わらせること。<br />
　家格も幕府も意味をなさなくなった今、戦国の世を治められるのは武力だけかもしれぬ&hellip;それは仕方のない事じゃ。<br />
　まずは誰か1人が、すべての国を平らげなければ。」<br />
<br />
そこまで話して武衛は薄く目をつぶった。<br />
金吾は父の話を背筋を伸ばして聞いている。<br />
きらきら光る眼ときゅっと結んだ口。<br />
自然と父からの教えを請おうすとする姿勢になっている。<br />
<br />
武衛は考えがまとまったのか、腕組みをしながら薄く目を開けた。<br />
<br />
「儂らとて他人事ではいられまい。<br />
　現に外からは、あの武田が進行してくるかもしれぬ。<br />
　甲斐から京を目指そうと思えば、駿河は通らねばならぬ。<br />
　武田に上洛の野望ありとなれば、儂らも覚悟せねばなるまい。<br />
<br />
　しかし、儂らが山の武田を警戒すると同時に、武田も虎視眈々と様子をうかがわれておろう。<br />
<br />
　&hellip;甲斐の背後には、越後の虎がいる。」<br />
<br />
<br />
――越後<br />
<br />
<br />
ふっと懐かしい感じがした。<br />
あの雪深い国には、見知った顔がいる。<br />
<br />
武士の子として生まれながら、生家との縁が薄かった同級生。<br />
卒業間近に父親と死別し、庶民として生きることを選んだ。<br />
まぶたの裏に、光を受けてきらきらと輝く、癖のないまっすくな髪が見える――。<br />
<br />
人づてに聞いたところによると、今は生まれ故郷ではなく、<br />
学園近くの山里で庶民として暮らしているはずだ。<br />
だが離れていようと、彼を生み育てた土地には違いない。<br />
<br />
懐かしい思い出に浸っているとも知らず、武衛はすっかり武士の顔となり我が息子に天下の情勢を語っている。<br />
<br />
「越後の虎がいる限り、甲斐がめったなことで動くとは思えんが&hellip;<br />
　問題はもし武田上洛の折、相模がどうなるかだ&hellip;。<br />
　数年前には、三増峠での激戦もあったが、<br />
　今は休戦・同盟を結んで一時の安息といった状態だ。<br />
　<br />
　これは金吾も知っていてほしいが、三増峠の戦のあと、我々は条件を付けて和睦しておる。<br />
　国境の小大名は特に、なるべく穏やかに穏便にと、自分たちで人質交換をやって土地や民を安心させている。<br />
<br />
　拮抗する情勢の中で、何ともつらい立場じゃな&hellip;。」<br />
<br />
若い眉間にしわを寄せ、への字口をしながら、金吾は空を見上げる。<br />
<br />
<br />
<br />
――兵太夫は元気だろうか－<br />
<br />
<br />
<br />
難しい情勢は頭の中に知識として入っていき、<br />
懐かしさは心からあふれてくる。<br />
<br />
覚悟はしていたこととはいえ、卒業してしまえば、どんな立場になるかわからない。<br />
特に自分は、武家の嫡男だ。<br />
剣の師と違い、一剣豪ではない。<br />
<br />
自分自身で取るべき道を判断し、家臣たちを采配しなければならないのだ。<br />
<br />
<br />
空は変わらず、からりと青かった。<br />
陽がさんさんと若葉に注ぎ、山鳩が矢倉の棟で静かに鳴いている。<br />
<br />
ふと、その棟の向こうから、戻りを告げる喜三太の高い声がした。<br />
<br />
<br />
<br />
――今はこの声と懐かしさに浸っておこう。<br />
<br />
　　その時が来れば、父と同じ計り知れぬ苦悩が自分にも課せられるのだから――<br />
<br />
<br />
&gt;&gt;NEXT]]> 
    </content>
    <author>
            <name>ぺこた</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>xxxpkninmemoxxx.syoyu.net://entry/119</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://xxxpkninmemoxxx.syoyu.net/%E2%99%AA%E5%BF%8D%E3%81%9F%E3%81%BE%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E2%99%AA/%E5%AD%A4%E5%BD%B1%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%80%90%E3%81%9D%E3%81%AE3%E3%80%91" />
    <published>2017-01-04T21:00:00+09:00</published> 
    <updated>2017-01-04T21:00:00+09:00</updated> 
    <category term="♪忍たま小説♪" label="♪忍たま小説♪" />
    <title>孤影の人【その3】</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[《以下の文章は、成長金吾と喜三太の妄想文です。 内容はひたすら妄想ですが、金吾と喜三太の実家設定捏造などがあります。オリキャラ満載です。 <br />
中二病的発言は、華麗にスルーしてください。お願いです。 <br />
もちろんご本家様とは何ら関係ないばかりか縁もゆかりもございません。そして時代考証など完全に無視しております。訴えないで☆》 <br />
<br />
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝<br />
<br />
<br />
師であり大叔父でもある慈海との対面を終え、帰途につく。<br />
寺門まで見送るため、兄が前を歩いている。<br />
黒染めの衣を着た兄の背中を見つめ、ぼんやりと自分たち兄弟のことを振り返る。<br />
<br />
――『兄上』か&hellip;。<br />
<br />
兄とはいえ、自分と年は変わらない。<br />
同じ時期に正室と側室が身ごもり、生まれ月は同じになるはずだったが、<br />
兄は早産で、自分よりひと月近く早く生まれてきた。<br />
<br />
早産で体が小さすぎること、兄弟の順序が危うくなることを恐れた側室の父親が、<br />
生まれてすぐに寺に入れることを提案したと聞く。<br />
<br />
子供のうちは分からなかったが、今になって考えてみれば、側室の父親の判断は間違ってはいないだろう。<br />
兄の出来がよかろうと悪かろうと、最初の男子となれば当主にと担ぎ上げる馬鹿が必ず出てくる。<br />
それでなくとも一徹者の多い皆本家。不安の芽は摘んでおこうとする忠義者が出てくるとも限らない。<br />
<br />
お家騒動が起これば、子供の命も母親の命も危うい。<br />
<br />
そうなる前に、「子供は生まれながらに御仏の弟子にする」と公の場で宣言したそうだ。<br />
その熟慮と忍耐は推し量るに余りあるものがある。<br />
<br />
そのせいか、<br />
金吾にとっては、仕方のない事とはいえ、申し訳なさから遠慮することも気を遣うこともある兄である。<br />
また兄も、その遠慮を申し訳なく思っているようだ。<br />
<br />
<br />
『大人になるにつれ、お互いに遠慮の溝が広がっているような気がする&hellip;。』<br />
<br />
兄はそんな弟の様子には気づいておらず、境内の木々や花々について説明している。<br />
<br />
「あれが寺自慢の竹林。見事なものだろう？<br />
　春には何本かタケノコが取れてな、今年は早めに取ったから身がやわらかくてうまかった。<br />
　次の春には金吾にもふるまってやろう。山の雪が消えかかるころにおいでなされ。<br />
　その時には境内の梅も見ごろじゃ。<br />
<br />
　寺から城まで続く松林も見事なものだから、帰る道々眺めていくといい&hellip;。」<br />
<br />
<br />
「&hellip;はい。」<br />
<br />
金吾を楽しませるようとするように話す兄とは反対に、金吾はまだ上の空だった。<br />
師がもうすぐ亡くなるのではという不安感がぬぐえない。<br />
<br />
――人はいつか亡くなる<br />
　　お師匠様も、家臣のじいたちも、父も&hellip;<br />
<br />
生き物には常に死が付きまとっている。<br />
これを静かにつきつけられてから、なんとも仕様のない不安と焦りが胸につもり、息苦しい。<br />
<br />
生気のない返事を不審に思ったのか、前を歩いていた兄が振り返る。<br />
<br />
「どうした金吾」<br />
<br />
「&hellip;兄上、お師匠様はいつまでいてくださるんでしょうか&hellip;。」<br />
<br />
<br />
――しまった！！<br />
<br />
ぽろっと口から不安が出てしまった。<br />
なんと気弱な発言をしてしまったのだろう。<br />
覚悟を決めた兄には情けなく見えたのではないか&hellip;。<br />
<br />
顔をあげると&hellip;<br />
少しさびしそうに眼を細めて笑う兄の顔があった。<br />
<br />
「金吾。それは、神仏の心しだいじゃ。<br />
　誰にも分からぬ。<br />
　我らが『いついつまでお師匠様をそばにおいてくだされ』と頼んでもどうにもならん。<br />
　別れは明日来るか、三年先か&hellip;。<br />
<br />
　――だが、確実に我らは自分の足で立って歩かねばならん。<br />
　その時が来ているのじゃ。<br />
　心しておけ。」<br />
<br />
<br />
不意に下から夏の風が吹き上げた。<br />
それと共に袖を翻し、兄が石段を下りていく。<br />
<br />
<br />
空はいよいよ日差しを増し、<br />
トンビが輪を描いて鳴いている。<br />
<br />
<br />
&gt;&gt;Next]]> 
    </content>
    <author>
            <name>ぺこた</name>
        </author>
  </entry>
</feed>