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《以下の文章は、2011年9月8日に放送された厳禁回を前に、ツイッターにて発生した『仙蔵逃走中』タグをもとにした妄想文です。
ネタの大半はrkrnクラスタの皆様によって支えられております。そして時代考証など完全に無視しております。訴えないで。》
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朝起きて、自慢の髪を櫛でとかす…。いつもどおりの朝だ。
と、櫛の歯が1本、
落ちた。
「無理もない。」
艶やかな髪の主は、諦めたかのようにそっとため息をついた。
仙蔵は静かに折れた櫛の歯を拾い、手紙の横に置く。
それは同室の級友に宛てた、一通の手紙。
そこには仙蔵の切なる願いが書かれている。
もうすぐ夜明けだ。
横には珍しくぐっすり眠っている文次郎がいる。
目覚めてすぐに、こいつは私がいないことに気づくだろう…。
そして、この手紙を読んで…驚くだろうか?
きっと狼狽するに違いない…。
「すまんな…。」
謝罪の言葉を言ったところでどうにもならんだろう。
もう私には時間がない。行かなければ…!
仙蔵は部屋の戸に手をかけ、少し思い出したかのように振り返り、級友にそっと声をかけた。
「文次郎…さらばだ…。そして探すな!!」
【仙蔵逃走中】
文次郎「どぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ここはいつも賑やかな忍術学園。んが、今日は特別やかましい叫び声が響き渡った。
その発信源である文次郎の手には…
『探してくれるな むしろほっといてくれ
仙蔵』
仙蔵が残した一通の手紙。それがこれであった。
そう…今日は何を隠そう厳禁日和。
つまり、逃げたのである。
小平太「どうした文次郎!?日本地図か?世界地図か?」
文次郎「15にもなっておねしょするか!! 仙蔵がいねぇ!!逃げやがった!!」
長次「ぼそぼそぼそ…(このまま見つからなければ、今日の収録は中止になる恐れがあるな…。)」
留三郎「中止だと!!させるか!今日は俺のかわいい後輩が出演するのだ!
俺は、この日のためにデジカメやビデオカメラを新調したんだ!!」
文次郎「てめぇ!またしょーもないもんに予算使い込みやがって!」
留三郎「なんだと!!言っとくがな!お前だって後輩には結構予算使ってんだぞ!
自分でわかってんだろうな!!」
文次郎「うちは厳しく育てとる!お前のように甘やかしたりなんぞしとらん!」
留三郎「お前、なんだかんだ言って
団蔵の習字とか佐吉のミニ賞状とか、
全部きれいに額に入れて飾ってるだろ!!」
文次郎「う゛…。」
伊作「もう!そんなことより探さないと!! 文次郎!」
文次郎「なんだ?」
伊作「アレはちゃんと準備したよね?」
文次郎「アレ?」
伊作「アレだよ!留三郎に作ってもらった《カレログ》!!
携帯にインストールするだけで、相手の居場所どころか電池の残量までわかるあれだよ!!」
文次郎「あぁ…あれか…。」
伊作「?どうしたの? まさか、ダウンロードしてないんじゃないよね。」
文次郎「いや…何もそこまでしなくともと思ってな…。」
…。
六年一同「バカタレーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」
はたして、仙蔵捕獲はできるのか?
ただいまの時刻、午前6時。放送まであと12時間。
2011/11/14 ♪忍たま小説♪ Trackback() Comment(0)
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