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2025/01/09

like a girl【その9】

≪以下の文章は世界が一巡、二巡した後ぐらいのお話です。完全なる我が家設定です。
 あと、イタリアの風習や文化などいろいろ無視しております。訴えないで☆≫

☆我が家設定
 ・原作終了後なのに、みんな生きてる。
 ・でもジョルノがボスになってる、この不思議。
 ・そんでもって、親バカ・パードレと一緒に暮らしてる。
 ・他のみんなは幹部になってるんだな、トリッシュは時たま遊びに来るんだな。
 ・ナランチャ「俺は学校に通ってるぞー!!ジョジョー!!」

=============================================

≪フーゴ&ナランチャで、完全なるギャグです。
 ジャンルは女体化・blになりますが、甘さや切ない恋心を求めてはいけません。
 恋愛要素は限りなく皆無に近い微量です。

 ・フーゴが何らかの事情で女の子になります。かろうじてナラフーです。
 ・護衛も暗殺もみんな元気ですが、みんなおバカです。
 ・ナランチャは絶賛・思春期男子です。
 ・そしてうちのフーゴは母ちゃんです。
 
 そんなナラフーなど認めん!!という方は、閲覧をお控えください。≫

=============================================

ギャング2人が早朝玄関掃除を済ませ、
それぞれ学校や仕事に向かった、その日の午後――

イタリア特有のカラッとした日差しの中、
フーゴは買い出しに行っていた。
と言っても、便箋と紅茶が切れていたため、気分転換に外出したというようなものだ。
出がけにアバッキオから「1人で大丈夫か?」と声をかけられたが、断った。


(別に外回りでも問題無いんだが…。)


自分に自覚のないこの美少女は、こうなってからいろいろ周りに気を遣われてるのに戸惑っている。

(別に僕は僕のままなのに…。)

見た目の問題だけではないと分かっていながらも、なぜか大事に大事にされるだけの自分にも違和感を感じていた。

(アバッキオやジョルノは冷静に体力・筋力が低くなった自分を心配してのことだろうが…。
 ブチャラティは、なんか年頃の娘を心配するお父さん状態だ…。

 それはともかく――
 あのナランチャでさえ、様子がおかしい。
 
 見慣れない僕の姿を見て、同様しているのだろうか…?)


そんな考え事をしている少女は、近づく黒い影には気づいていなかった。


………。


角を曲がった時、聞きなれた声で名前を呼ばれた。


ナラ「フーゴ!!」

フー「…! ナランチャ!」


見れば向かいの通りから手を振っている。
いつも通りの、にかっとした笑顔、学生らしくと新調した制服が年相応の男の子に見せていた。

そしてどう見ても、昨日喧嘩して飛び出していったことも忘れている…。

(どう見ても、高校生以外の何ものでもないな。
 …いつものナランチャだ…。)


車が通り過ぎてから、こちら側へ駆け寄ってくるナランチャ。
ナランチャを待っていたローファーが、少し大きめの革靴と一緒に並んで歩きだす。

フー「今帰りですか?」

ナラ「うん!今日は早めに終わったからさ!」

フー「昨日は夜更かしせずにちゃんと寝ましたか?
   ミスタと一緒に夜通しゲームとかしてなかったでしょうね?
   遅刻はしませんでしたか?」

ナラ「母ちゃんかよ!!
   昨日は、ミスタが眠いって言ってたからさっさと寝たよ!
   ゲームはWiiが壊れてるからやれなかった!

   ってか、こないだ事務所に持ってってテニスゲームやったら、
   ブチャラティがスマッシュ打ったと同時に、リモコン吹っ飛ばして壊したんじゃねーか!!

   あと!
   ちゃんとハンカチちり紙持っていきました!
   ジャージもほら!上下忘れずに持って帰ってきたよ!!」

フー「そうですか。なら良かったです。」


事務的な回答に、一瞬気まり悪そうな顔をして、頭をかくナランチャ。


(あ~…昨日のこと、まだ怒ってんのかな…。)


ナラ「…あ~昨日は、急に飛び出しってって悪かったよ…。
   オレだっていろいろ言いたいことはあるけど、なんて言ったらいいかわかんなくてさ~。

   ってか、なんでいっつも母ちゃんみたいなことばっかり言ってくるんだよ!」


ちなみに、フーゴ本人は昨日のことは露ほども気にしてない。
せいぜい、中学生になってこいつも反抗期に入ったんだな~ぐらいの感覚である。
事務的な回答になったのは、「ついでに洗剤買ってくりゃ良かった」と思い出していたからである。


フー「僕が世話焼かないと、君、かばん忘れて学校に行ってしまうんじゃないですか?
   連絡帳に「カバン:忘れない」なんて書いてほしいんですか?」

ナラ「えぇぇぇ~~~~~!!!
   そんなことばっかり言って世話焼きだから、そんな格好になったんじゃねーのぉぉぉ!?」


歩道のど真ん中で立ち止まり、ギャーギャー反論する高校生。
それをしり目にしながら、大卒ギャングは一向に気にしない。


フー「はいはい。君もこのまま事務所によるんでしょ。
   さっさと歩かないと、ボスに『今日の紅茶は遅いですね…』って怒られますよ。」


ぷーっと膨れてフーゴのそばへ駆け…寄ろうとした瞬間、

空を切って、何かが飛んできた。

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2015/07/12 *jogio小説* Comment(0)

like a girl【その8】

≪以下の文章は世界が一巡、二巡した後ぐらいのお話です。完全なる我が家設定です。
 あと、イタリアの風習や文化などいろいろ無視しております。訴えないで☆≫

☆我が家設定
 ・原作終了後なのに、みんな生きてる。
 ・でもジョルノがボスになってる、この不思議。
 ・そんでもって、親バカ・パードレと一緒に暮らしてる。
 ・他のみんなは幹部になってるんだな、トリッシュは時たま遊びに来るんだな。
 ・ナランチャ「俺は学校に通ってるぞー!!ジョジョー!!」

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≪フーゴ&ナランチャで、完全なるギャグです。
 ジャンルは女体化・blになりますが、甘さや切ない恋心を求めてはいけません。
 恋愛要素は限りなく皆無に近い微量です。

 ・フーゴが何らかの事情で女の子になります。かろうじてナラフーです。
 ・護衛も暗殺もみんな元気ですが、みんなおバカです。
 ・ナランチャは絶賛・思春期男子です。
 ・そしてうちのフーゴは母ちゃんです。
 
 そんなナラフーなど認めん!!という方は、閲覧をお控えください。≫

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草木も眠る丑三つ時…。


ナラ「う…う~ん…。いや…まって…。
   …って!!だめだーーーーー!!!フーゴーーーーーーー!!!!!!」

ミスタ「うるせーよっ!!!!!!!!
   今何時だと思ってんだ
(# ゚Д゚)!!」



眠りかけては妄想に悩まされ、飛び起きるナランチャ。
その声に毎回たたき起こされ、
ミスタは思いっきり寝不足である。


ナラ「だってよぉぉぉーーーー!!
   夢ん中でよぉぉぉ!フーゴが!隣に寝てんだよぉぉぉ!!!
   脚とか肩とか出してる服でさぁーーーそんで寝ぼけて擦り寄ってくんだよーーー!!!
   可愛い子が、そんな無防備に寄ってきたらさ……

   鼻血出そうになるだろぉぉぉーーーーーー!!!」

ミスタ「鼻血で済むんかよっ!!健全だなっお前はっ!!」

ナラ「あんな…Cカップの美人な子が横にいたら、なんか変なこと考えるだろーーー?
   健全な男子ならよぉぉぉーーー!!!」

ミスタ「うるせーよっっ!!
    だいたいそんなフーゴ、フーゴじゃねーだろ!!
    そんなに悶々してるんなら、夜のお店デビューでもしてこいっ!!」

ナラ「んなことできっかぁぁぁーーー!!
   そんなん汚れた大人の世界なんかみたくねぇぇぇーーーー!!
   真っ当な青春したいんだぁぁぁぁーーー俺はーーーーー!!!!!」

ミスタ「面倒くせー奴だな!!お前はっ!!」


夜中に男二人で押し問答。
だがこれだけ騒いで、ただで済むわけはない。

早朝、目の下に隈をつくってアパート玄関を掃除している10代ギャングが発見された。
騒ぎを聞きつけたミスタの家の大家さんにこってりと絞られ、
罰としてアパートの玄関掃除を命じられた姿だった…。


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2015/01/13 *jogio小説* Comment(0)

like a girl【その7】

≪以下の文章は世界が一巡、二巡した後ぐらいのお話です。完全なる我が家設定です。
 あと、イタリアの風習や文化などいろいろ無視しております。訴えないで☆≫

☆我が家設定
 ・原作終了後なのに、みんな生きてる。
 ・でもジョルノがボスになってる、この不思議。
 ・そんでもって、親バカ・パードレと一緒に暮らしてる。
 ・他のみんなは幹部になってるんだな、トリッシュは時たま遊びに来るんだな。
 ・ナランチャ「俺は学校に通ってるぞー!!ジョジョー!!」

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≪フーゴ&ナランチャで、完全なるギャグです。
 ジャンルは女体化・blになりますが、甘さや切ない恋心を求めてはいけません。
 恋愛要素は限りなく皆無に近い微量です。

 ・フーゴが何らかの事情で女の子になります。かろうじてナラフーです。
 ・護衛も暗殺もみんな元気ですが、みんなおバカです。
 ・ナランチャは絶賛・思春期男子です。
 ・そしてうちのフーゴは母ちゃんです。
 
 そんなナラフーなど認めん!!という方は、閲覧をお控えください。≫

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時計は12時を過ぎようとしている。
そろそろ学生は寝る時間だ。
フーゴはテーブルでだらっとしているナランチャに気づくと、皿拭きの手をいったん止め、声をかけた。


フーゴ「どうしたんですか?眠いんなら歯磨きして寝てください。」

ナラ「ふぁっ!?
   えっ、あぁ~…うん!」


考え事をしていたためか、急に声をかけられ、飛びあがるナランチャ。
いったん歯磨きしようと、のそのそ立ち上がったが…
何かに気づき、う~ん…と考えながら、流しの前に立つフーゴの斜め後ろに立った。


ナラ「なぁフーゴ…。」

フーゴ「? なんです?」


呼びかけたものの、頭をぼりぼり掻きながら、う~ん…と唸っている。
なんといえばいいのか、言葉を探しているようだ。


ナラ「えっとさ…今日は何が起こるかわかんねぇし。
   俺、寝なくていいよ。起きてるよ。」


フーゴ「は?なに言うかと思えば。
    君、明日学校でしょう?
    それに、僕のことなら心配ありませんよ。
    敵の気配もないですし…今日は攻撃も何もないでしょう。大丈夫ですよ。」


無防備・模範解答、炸裂。
さすがに思春期男子の本音のツッコみが入る。


ナラ「いやいやいや!!!
   寝れるわけねぇだろぉぉぉーーーーー!!!!!
   健全な男子高校生が!可愛い女子と!同じ屋根の下!
   大丈夫なわけあるかぁぁぁーーー!!!!!」

フーゴ「可愛い女子って…僕、もともとは男ですよ。」


まさかのツッコみに呆れて返すも、相手はかなりヒートアップしている。


ナラ「今は女の子だろ!!もうちょっとわきまえろよ!!
   あと危機感とか!!ないのかよ!!」

フーゴ「そうですねぇ…万が一、敵が襲ってきたとして…。
    今の状態では腕力に自信がないので、そこが不安ですかね…。」

ナラ「ちげーよ!!
   万が一!例えばだぞ!俺が襲ってきたらどうすんだよ!」

フーゴ「パープル・ヘイズで返り討ちにしますから、大丈夫です。」

ドキッパリ。
間違いなく返り討ちにできる自信があるようだ。


ナラ「じゃあ、じゃあさ、寝言で変なこと言ったら?嫌だろ!?」

フーゴ「君の寝言なんてかわいいものですよ?
    この間は『ミスタ~、俺にもポテチくれよ~。』でした。
    基本的におやつの話が多いです。」

ナラ「~~~~~~/// もういい!!」


恥ずかしいのと、言い負かされて腹が立つのとで、思わず怒鳴ってしまった。


ナラ「お、俺はミスタん家に行くーーーー!!!!!」

フーゴ「ええ、いいですよ。」

ナラ「えっ?っておい!!」


予想外な答えに、ナランチャは口をぽかんと開けてしまった。

『高校生が夜中に1人で出歩くなんて禁止です!
 仲間とつるんで飲みに行くのも、卒業してからにしてもらえますか!?』
 
と、きっついお達しが出ていたからだ。

そんなフーゴが、今回は簡単に許可した。


ナラ「いいのか?」

フーゴ「いいですよ。君がそうしたいんなら。」


フーゴに怒った様子はない。それが余計に不安になる。
もういいよ!と言い捨てて、ナランチャは部屋に駆け込む。


フーゴ(まあ、いつものことですね。頭が冷えたら帰ってくるでしょう。)


部屋から荷物をまとめる音が聞こえる。
フーゴは特に気に留めることなく、しばらく背中でそれを聞いていた。

ガチャ

しばらくすると部屋のドアが開く音が聞こえ、足音が玄関にむかっていく。
すると、玄関前で、その足音がぴたりと止まった。


ナラ「なぁ…なんか…言うことねーのかよ…。」


いつもと違う、低い声。
「えっ?」とフーゴが振り返ると、ドアの前にナランチャが立っている。

下を向いて、荷物をかけた肩ごしに返答を待っている。
フーゴも問いかけるように紫がかった視線を向ける。



しばらくの沈黙
それを破ったのはフーゴだった。


フーゴ「えっ…と…。あ、そうだ!!」


何かに気づいた少女は、ばたばたと何かを取って戻って来た。


フーゴ「はい、カバン!!
    ミスタのうちに泊まるというなら、明日はミスタのうちから直接学校行ってくださいね!!
    宿題はもう済ましました?
    ハンカチ、ちり紙も入れましたから、忘れずに持ってってください。
    あ!あと朝ごはんはちゃんと食べてってくださいね!!」

ナラ「ちっげーーよっっ!!!!!
   フーゴのばかっ!!母ちゃん!!!」


うわーーーーーーーーーー(ドップラー効果)


結局ナランチャは、そのかばんをひったくるようにして、泣きながら夜の街に走って行ってしまった。
が、飛び出したナランチャの背中に、とどめの一発がくらわされる。


フーゴ「ナランチャーー!!
    明日!ジャージ忘れずに持ち帰ってくださいねーーーーー!!!!!!」


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2015/01/13 *jogio小説* Comment(0)

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≪以下の文章は世界が一巡、二巡した後ぐらいのお話です。完全なる我が家設定です。
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☆我が家設定
 ・原作終了後なのに、みんな生きてる。
 ・でもジョルノがボスになってる、この不思議。
 ・そんでもって、親バカ・パードレと一緒に暮らしてる。
 ・他のみんなは幹部になってるんだな、トリッシュは時たま遊びに来るんだな。
 ・ナランチャ「俺は学校に通ってるぞー!!ジョジョー!!」

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≪フーゴ&ナランチャで、完全なるギャグです。
 ジャンルは女体化・blになりますが、甘さや切ない恋心を求めてはいけません。
 恋愛要素は限りなく皆無に近い微量です。

 ・フーゴが何らかの事情で女の子になります。かろうじてナラフーです。
 ・護衛も暗殺もみんな元気ですが、みんなおバカです。
 ・ナランチャは絶賛・思春期男子です。
 ・そしてうちのフーゴは母ちゃんです。
 
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~~~数時間後~~~


すったもんだありながらも、無事風呂を済ませ、夕飯を食べ終わった2人。

満腹のせいか疲れのせいか…
少し眠くなったナランチャは、ぼーっと頬杖を突きながら、洗い物をするフーゴの後ろ姿を見ていた。


―――かわいいな…。





ナラ「……!!!???」


自然と浮かんできた言葉に、自分でびっくりするナランチャ。


ナラ(あ~~~…でもまぁ、そりゃそうだ。)


もともとフーゴは整った顔してるんだから、性別が変わったところで見た目の良さに変わりはない。


ナラ(…でも…。)


自分と同じ男のうちは感じなかったが、女の子になった背中を見ていると、なんとなくくすぐったい気持ちになる。

体つきが華奢で、手足がすらっとし、色が白い。
小柄になったためか、作りも全体的に小さくなった気がする。
うなじから首、肩にかけては特に細い。

時々ちらりと見える横顔は、洗い物のため伏し目がちなせいか、まつげが余計に長く見える。


ナラ「はぁ~~。」


ため息と共にテーブルにべたっと頬を付け、そのまま顔だけ向けて眺めた。


ナラ(いつもみてーに喧嘩したら、折れるんじゃねーかなぁ~?
   腕とかほっそいし。
   それかなぁ?なんかちょっと変な感じなのは?)


だが、その答えにはなんとなくしっくりこない。


―――家に帰ってからは、特に変だ。


昨日までは、何をしても特に気にならなかったのに、なぜかいろいろなことに遠慮してしまう。


ナラ(う~ん…確かに女の子だと思うと、いろいろ気を遣うけど…。
   例えば、トリッシュだったらどんな感じだろ?
   もしトリッシュがうちにきたら、同じ感じかなぁ~?)


トリッシュはもともと女の子だし、普通に見ても華奢でかわいい。
旅の途中でも、それなりに気を遣う場面もあった。
まっすぐで芯の強い性格だから、時々喧嘩することもあるけれど、取っ組み合いの喧嘩をしようとは思わない。


でも、なんだかそれとは違う。


ナラ(う~~ん…ちょっと違う気がする。
   さすがに風呂上りにパンツ一丁では歩き回らねーけど。)


うん、ナランチャ。
多分、問題はそこじゃねぇ。

ここがアジトで、誰か一緒にいたら、それなりに突っ込んでくれそうだが…。
悲しいかな、今はこの部屋に
2人だけなのだ。


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2015/01/12 *jogio小説* Comment(0)

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≪以下の文章は世界が一巡、二巡した後ぐらいのお話です。完全なる我が家設定です。
 あと、イタリアの風習や文化などいろいろ無視しております。訴えないで☆≫

☆我が家設定
 ・原作終了後なのに、みんな生きてる。
 ・でもジョルノがボスになってる、この不思議。
 ・そんでもって、親バカ・パードレと一緒に暮らしてる。
 ・他のみんなは幹部になってるんだな、トリッシュは時たま遊びに来るんだな。
 ・ナランチャ「俺は学校に通ってるぞー!!ジョジョー!!」

=============================================

≪フーゴ&ナランチャで、完全なるギャグです。
 ジャンルは女体化・blになりますが、甘さや切ない恋心を求めてはいけません。
 恋愛要素は限りなく皆無に近い微量です。

 ・フーゴが何らかの事情で女の子になります。かろうじてナラフーです。
 ・護衛も暗殺もみんな元気ですが、みんなおバカです。
 ・ナランチャは絶賛・思春期男子です。
 ・そしてうちのフーゴは母ちゃんです。
 
 そんなナラフーなど認めん!!という方は、閲覧をお控えください。≫

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やっと自宅に着いた。


―――なんだか長い一日だった気がする。

―――これから後何日、このままなのだろう…。


上着を脱いで、髪のリボンと、首もとのリボンを取り、椅子の背にかける。
ブラウスのボタンをひとつはずしたら、少し首もとが楽になった。


さっきまで忙しなかった同居人は…ソファに座ったまま硬直したようにじっと見つめている。
少し顔が赤いのは、夕日のせいではない。


フーゴ「あ、すぐごはんにします?お風呂入るんなら先入ってて下さい、その間に作りますか、ら…。」


どうも様子がおかしい。


フーゴ「ナランチャ?」


と、呼ぶといきなりソファから飛び上がり、


ナラ「あっ!あぁ!オレ部屋入るから!」


どどどどど

ガチャ!
バタン!

急に自室にこもってしまった。


(ナラ)「フーゴ、一番風呂どーぞ!
    上がるまでオレ部屋から出ないからっ!!
    どうぞごゆっくり!」

フーゴ「『男所帯の家に、嫁さんが来た!』ってな状態か!
    そんなことしなくったって、僕は僕のまんまですよ。
    見られたところで特に気になりません。もとは男同士なんですから。
    そもそもそんな気にしてたら、お互い窮屈ですよ!」

ナランチャの部屋のドア越しに話しかける
すると、内側から

(ナラ)「うん、そりゃ~フーゴだってのは良く分かってんだよ!
    だけどさ!なんかこう!けじめってもんが!!」

フーゴ「何言ってんですか!
    じゃあお言葉に甘えて先にお風呂入りますよ!
    風呂入ってる間に頭ん中整理しといてください!」

(ナラ)「はーい!」


これは帰宅してからも大変そうだ…。
頭を抱えながら、風呂へと向かうフーゴだった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


フーゴ「ナランチャ~お風呂あがりましたよ~。」


入浴を終え、自室に引きこもっているナランチャに声をかける。
普通に出てくるだろうか…と思いながら、台所に向かう。


(ナラ)「おぅ!あがったか~…っと!
    服はちゃんと着てるかフーゴ!!!!」

フーゴ「はいはい着てますよ。素っ裸じゃないから安心して出てきてください。」

背中で返事すると、無事ドアが開く音がした。


ガチャ



……………。



硬直、次の瞬間。


ナラ「うわわっわわわっわーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」


バタン!!


フーゴ「何やってんですか!さっさと出てきて風呂入ってくれませんか?」

(ナラ)「何やってんのはフーゴだよ!なんて格好してやがるんだ!」

フーゴ「僕ですか?」


フーゴの格好は、トリッシュに貸してもらったルームウェア。
肩ひもにフリルのついたタオル地キャミソールに、同じタオル地のホットパンツ。
可愛らしい容姿と相まって、モデルかアイドルのように見える。

ただ本人は全く気づいてないが…。


(ナラ)「ダメダメダメダメ!!!!!!
   そんなん下着と変わんないだろ!いくら家で着るとは言ってもさ!」

フーゴ「ナランチャ…君、気にしすぎですよ。
    何度も言いますけど、中身は元のままなんですからね。
    今までどおり、普通に過ごしてください!」

(ナラ)「そうはいってもよ~心の準備が…。」


…と、いじいじしだしたところ、もともと切れやすいフーゴの堪忍袋の緒が切れた。


ドガッ


フーゴ「何ウダウダ言ってんだよ!このバカ!!
    さっさと風呂入れ!!
    メシ食え!!
    とっとと寝ろ!!!」


容赦なくドアを叩き割り、ナランチャの首根っこをひっつかんで引きずり出すフーゴ。
見た目が可愛くなっても、強いもんは強い。


ナラ「なんでそこはいつものフーゴなんだよぉぉぉ~!」

フーゴ「僕は僕ですよ!!」


べそをかこうか、「女の子らしくしてくれ~」と泣きつこうが…
そのまま風呂場へと連行されることとなったナランチャであった。


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2014/09/21 *jogio小説* Comment(0)

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