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- Newer : like a girl【その10】
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≪以下の文章は世界が一巡、二巡した後ぐらいのお話です。完全なる我が家設定です。
あと、イタリアの風習や文化などいろいろ無視しております。訴えないで☆≫
☆我が家設定
・原作終了後なのに、みんな生きてる。
・でもジョルノがボスになってる、この不思議。
・そんでもって、親バカ・パードレと一緒に暮らしてる。
・他のみんなは幹部になってるんだな、トリッシュは時たま遊びに来るんだな。
・ナランチャ「俺は学校に通ってるぞー!!ジョジョー!!」
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≪フーゴ&ナランチャで、完全なるギャグです。
ジャンルは女体化・blになりますが、甘さや切ない恋心を求めてはいけません。
恋愛要素は限りなく皆無に近い微量です。
・フーゴが何らかの事情で女の子になります。かろうじてナラフーです。
・護衛も暗殺もみんな元気ですが、みんなおバカです。
・ナランチャは絶賛・思春期男子です。
・そしてうちのフーゴは母ちゃんです。
そんなナラフーなど認めん!!という方は、閲覧をお控えください。≫
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ギャング2人が早朝玄関掃除を済ませ、
それぞれ学校や仕事に向かった、その日の午後――
イタリア特有のカラッとした日差しの中、
フーゴは買い出しに行っていた。
と言っても、便箋と紅茶が切れていたため、気分転換に外出したというようなものだ。
出がけにアバッキオから「1人で大丈夫か?」と声をかけられたが、断った。
(別に外回りでも問題無いんだが…。)
自分に自覚のないこの美少女は、こうなってからいろいろ周りに気を遣われてるのに戸惑っている。
(別に僕は僕のままなのに…。)
見た目の問題だけではないと分かっていながらも、なぜか大事に大事にされるだけの自分にも違和感を感じていた。
(アバッキオやジョルノは冷静に体力・筋力が低くなった自分を心配してのことだろうが…。
ブチャラティは、なんか年頃の娘を心配するお父さん状態だ…。
それはともかく――
あのナランチャでさえ、様子がおかしい。
見慣れない僕の姿を見て、同様しているのだろうか…?)
そんな考え事をしている少女は、近づく黒い影には気づいていなかった。
………。
角を曲がった時、聞きなれた声で名前を呼ばれた。
ナラ「フーゴ!!」
フー「…! ナランチャ!」
見れば向かいの通りから手を振っている。
いつも通りの、にかっとした笑顔、学生らしくと新調した制服が年相応の男の子に見せていた。
そしてどう見ても、昨日喧嘩して飛び出していったことも忘れている…。
(どう見ても、高校生以外の何ものでもないな。
…いつものナランチャだ…。)
車が通り過ぎてから、こちら側へ駆け寄ってくるナランチャ。
ナランチャを待っていたローファーが、少し大きめの革靴と一緒に並んで歩きだす。
フー「今帰りですか?」
ナラ「うん!今日は早めに終わったからさ!」
フー「昨日は夜更かしせずにちゃんと寝ましたか?
ミスタと一緒に夜通しゲームとかしてなかったでしょうね?
遅刻はしませんでしたか?」
ナラ「母ちゃんかよ!!
昨日は、ミスタが眠いって言ってたからさっさと寝たよ!
ゲームはWiiが壊れてるからやれなかった!
ってか、こないだ事務所に持ってってテニスゲームやったら、
ブチャラティがスマッシュ打ったと同時に、リモコン吹っ飛ばして壊したんじゃねーか!!
あと!
ちゃんとハンカチちり紙持っていきました!
ジャージもほら!上下忘れずに持って帰ってきたよ!!」
フー「そうですか。なら良かったです。」
事務的な回答に、一瞬気まり悪そうな顔をして、頭をかくナランチャ。
(あ~…昨日のこと、まだ怒ってんのかな…。)
ナラ「…あ~昨日は、急に飛び出しってって悪かったよ…。
オレだっていろいろ言いたいことはあるけど、なんて言ったらいいかわかんなくてさ~。
ってか、なんでいっつも母ちゃんみたいなことばっかり言ってくるんだよ!」
ちなみに、フーゴ本人は昨日のことは露ほども気にしてない。
せいぜい、中学生になってこいつも反抗期に入ったんだな~ぐらいの感覚である。
事務的な回答になったのは、「ついでに洗剤買ってくりゃ良かった」と思い出していたからである。
フー「僕が世話焼かないと、君、かばん忘れて学校に行ってしまうんじゃないですか?
連絡帳に「カバン:忘れない」なんて書いてほしいんですか?」
ナラ「えぇぇぇ~~~~~!!!
そんなことばっかり言って世話焼きだから、そんな格好になったんじゃねーのぉぉぉ!?」
歩道のど真ん中で立ち止まり、ギャーギャー反論する高校生。
それをしり目にしながら、大卒ギャングは一向に気にしない。
フー「はいはい。君もこのまま事務所によるんでしょ。
さっさと歩かないと、ボスに『今日の紅茶は遅いですね…』って怒られますよ。」
ぷーっと膨れてフーゴのそばへ駆け…寄ろうとした瞬間、
空を切って、何かが飛んできた。
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2015/07/12 *jogio小説* Comment(0)
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