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2025/01/09

like a girl【その7】

≪以下の文章は世界が一巡、二巡した後ぐらいのお話です。完全なる我が家設定です。
 あと、イタリアの風習や文化などいろいろ無視しております。訴えないで☆≫

☆我が家設定
 ・原作終了後なのに、みんな生きてる。
 ・でもジョルノがボスになってる、この不思議。
 ・そんでもって、親バカ・パードレと一緒に暮らしてる。
 ・他のみんなは幹部になってるんだな、トリッシュは時たま遊びに来るんだな。
 ・ナランチャ「俺は学校に通ってるぞー!!ジョジョー!!」

=============================================

≪フーゴ&ナランチャで、完全なるギャグです。
 ジャンルは女体化・blになりますが、甘さや切ない恋心を求めてはいけません。
 恋愛要素は限りなく皆無に近い微量です。

 ・フーゴが何らかの事情で女の子になります。かろうじてナラフーです。
 ・護衛も暗殺もみんな元気ですが、みんなおバカです。
 ・ナランチャは絶賛・思春期男子です。
 ・そしてうちのフーゴは母ちゃんです。
 
 そんなナラフーなど認めん!!という方は、閲覧をお控えください。≫

=============================================


時計は12時を過ぎようとしている。
そろそろ学生は寝る時間だ。
フーゴはテーブルでだらっとしているナランチャに気づくと、皿拭きの手をいったん止め、声をかけた。


フーゴ「どうしたんですか?眠いんなら歯磨きして寝てください。」

ナラ「ふぁっ!?
   えっ、あぁ~…うん!」


考え事をしていたためか、急に声をかけられ、飛びあがるナランチャ。
いったん歯磨きしようと、のそのそ立ち上がったが…
何かに気づき、う~ん…と考えながら、流しの前に立つフーゴの斜め後ろに立った。


ナラ「なぁフーゴ…。」

フーゴ「? なんです?」


呼びかけたものの、頭をぼりぼり掻きながら、う~ん…と唸っている。
なんといえばいいのか、言葉を探しているようだ。


ナラ「えっとさ…今日は何が起こるかわかんねぇし。
   俺、寝なくていいよ。起きてるよ。」


フーゴ「は?なに言うかと思えば。
    君、明日学校でしょう?
    それに、僕のことなら心配ありませんよ。
    敵の気配もないですし…今日は攻撃も何もないでしょう。大丈夫ですよ。」


無防備・模範解答、炸裂。
さすがに思春期男子の本音のツッコみが入る。


ナラ「いやいやいや!!!
   寝れるわけねぇだろぉぉぉーーーーー!!!!!
   健全な男子高校生が!可愛い女子と!同じ屋根の下!
   大丈夫なわけあるかぁぁぁーーー!!!!!」

フーゴ「可愛い女子って…僕、もともとは男ですよ。」


まさかのツッコみに呆れて返すも、相手はかなりヒートアップしている。


ナラ「今は女の子だろ!!もうちょっとわきまえろよ!!
   あと危機感とか!!ないのかよ!!」

フーゴ「そうですねぇ…万が一、敵が襲ってきたとして…。
    今の状態では腕力に自信がないので、そこが不安ですかね…。」

ナラ「ちげーよ!!
   万が一!例えばだぞ!俺が襲ってきたらどうすんだよ!」

フーゴ「パープル・ヘイズで返り討ちにしますから、大丈夫です。」

ドキッパリ。
間違いなく返り討ちにできる自信があるようだ。


ナラ「じゃあ、じゃあさ、寝言で変なこと言ったら?嫌だろ!?」

フーゴ「君の寝言なんてかわいいものですよ?
    この間は『ミスタ~、俺にもポテチくれよ~。』でした。
    基本的におやつの話が多いです。」

ナラ「~~~~~~/// もういい!!」


恥ずかしいのと、言い負かされて腹が立つのとで、思わず怒鳴ってしまった。


ナラ「お、俺はミスタん家に行くーーーー!!!!!」

フーゴ「ええ、いいですよ。」

ナラ「えっ?っておい!!」


予想外な答えに、ナランチャは口をぽかんと開けてしまった。

『高校生が夜中に1人で出歩くなんて禁止です!
 仲間とつるんで飲みに行くのも、卒業してからにしてもらえますか!?』
 
と、きっついお達しが出ていたからだ。

そんなフーゴが、今回は簡単に許可した。


ナラ「いいのか?」

フーゴ「いいですよ。君がそうしたいんなら。」


フーゴに怒った様子はない。それが余計に不安になる。
もういいよ!と言い捨てて、ナランチャは部屋に駆け込む。


フーゴ(まあ、いつものことですね。頭が冷えたら帰ってくるでしょう。)


部屋から荷物をまとめる音が聞こえる。
フーゴは特に気に留めることなく、しばらく背中でそれを聞いていた。

ガチャ

しばらくすると部屋のドアが開く音が聞こえ、足音が玄関にむかっていく。
すると、玄関前で、その足音がぴたりと止まった。


ナラ「なぁ…なんか…言うことねーのかよ…。」


いつもと違う、低い声。
「えっ?」とフーゴが振り返ると、ドアの前にナランチャが立っている。

下を向いて、荷物をかけた肩ごしに返答を待っている。
フーゴも問いかけるように紫がかった視線を向ける。



しばらくの沈黙
それを破ったのはフーゴだった。


フーゴ「えっ…と…。あ、そうだ!!」


何かに気づいた少女は、ばたばたと何かを取って戻って来た。


フーゴ「はい、カバン!!
    ミスタのうちに泊まるというなら、明日はミスタのうちから直接学校行ってくださいね!!
    宿題はもう済ましました?
    ハンカチ、ちり紙も入れましたから、忘れずに持ってってください。
    あ!あと朝ごはんはちゃんと食べてってくださいね!!」

ナラ「ちっげーーよっっ!!!!!
   フーゴのばかっ!!母ちゃん!!!」


うわーーーーーーーーーー(ドップラー効果)


結局ナランチャは、そのかばんをひったくるようにして、泣きながら夜の街に走って行ってしまった。
が、飛び出したナランチャの背中に、とどめの一発がくらわされる。


フーゴ「ナランチャーー!!
    明日!ジャージ忘れずに持ち帰ってくださいねーーーーー!!!!!!」


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2015/01/13 *jogio小説* Comment(0)

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