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- Newer : like a girl【その8】
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≪以下の文章は世界が一巡、二巡した後ぐらいのお話です。完全なる我が家設定です。
あと、イタリアの風習や文化などいろいろ無視しております。訴えないで☆≫
☆我が家設定
・原作終了後なのに、みんな生きてる。
・でもジョルノがボスになってる、この不思議。
・そんでもって、親バカ・パードレと一緒に暮らしてる。
・他のみんなは幹部になってるんだな、トリッシュは時たま遊びに来るんだな。
・ナランチャ「俺は学校に通ってるぞー!!ジョジョー!!」
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≪フーゴ&ナランチャで、完全なるギャグです。
ジャンルは女体化・blになりますが、甘さや切ない恋心を求めてはいけません。
恋愛要素は限りなく皆無に近い微量です。
・フーゴが何らかの事情で女の子になります。かろうじてナラフーです。
・護衛も暗殺もみんな元気ですが、みんなおバカです。
・ナランチャは絶賛・思春期男子です。
・そしてうちのフーゴは母ちゃんです。
そんなナラフーなど認めん!!という方は、閲覧をお控えください。≫
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時計は12時を過ぎようとしている。
そろそろ学生は寝る時間だ。
フーゴはテーブルでだらっとしているナランチャに気づくと、皿拭きの手をいったん止め、声をかけた。
フーゴ「どうしたんですか?眠いんなら歯磨きして寝てください。」
ナラ「ふぁっ!?
えっ、あぁ~…うん!」
考え事をしていたためか、急に声をかけられ、飛びあがるナランチャ。
いったん歯磨きしようと、のそのそ立ち上がったが…
何かに気づき、う~ん…と考えながら、流しの前に立つフーゴの斜め後ろに立った。
ナラ「なぁフーゴ…。」
フーゴ「? なんです?」
呼びかけたものの、頭をぼりぼり掻きながら、う~ん…と唸っている。
なんといえばいいのか、言葉を探しているようだ。
ナラ「えっとさ…今日は何が起こるかわかんねぇし。
俺、寝なくていいよ。起きてるよ。」
フーゴ「は?なに言うかと思えば。
君、明日学校でしょう?
それに、僕のことなら心配ありませんよ。
敵の気配もないですし…今日は攻撃も何もないでしょう。大丈夫ですよ。」
無防備・模範解答、炸裂。
さすがに思春期男子の本音のツッコみが入る。
ナラ「いやいやいや!!!
寝れるわけねぇだろぉぉぉーーーーー!!!!!
健全な男子高校生が!可愛い女子と!同じ屋根の下!
大丈夫なわけあるかぁぁぁーーー!!!!!」
フーゴ「可愛い女子って…僕、もともとは男ですよ。」
まさかのツッコみに呆れて返すも、相手はかなりヒートアップしている。
ナラ「今は女の子だろ!!もうちょっとわきまえろよ!!
あと危機感とか!!ないのかよ!!」
フーゴ「そうですねぇ…万が一、敵が襲ってきたとして…。
今の状態では腕力に自信がないので、そこが不安ですかね…。」
ナラ「ちげーよ!!
万が一!例えばだぞ!俺が襲ってきたらどうすんだよ!」
フーゴ「パープル・ヘイズで返り討ちにしますから、大丈夫です。」
ドキッパリ。
間違いなく返り討ちにできる自信があるようだ。
ナラ「じゃあ、じゃあさ、寝言で変なこと言ったら?嫌だろ!?」
フーゴ「君の寝言なんてかわいいものですよ?
この間は『ミスタ~、俺にもポテチくれよ~。』でした。
基本的におやつの話が多いです。」
ナラ「~~~~~~/// もういい!!」
恥ずかしいのと、言い負かされて腹が立つのとで、思わず怒鳴ってしまった。
ナラ「お、俺はミスタん家に行くーーーー!!!!!」
フーゴ「ええ、いいですよ。」
ナラ「えっ?っておい!!」
予想外な答えに、ナランチャは口をぽかんと開けてしまった。
『高校生が夜中に1人で出歩くなんて禁止です!
仲間とつるんで飲みに行くのも、卒業してからにしてもらえますか!?』
と、きっついお達しが出ていたからだ。
そんなフーゴが、今回は簡単に許可した。
ナラ「いいのか?」
フーゴ「いいですよ。君がそうしたいんなら。」
フーゴに怒った様子はない。それが余計に不安になる。
もういいよ!と言い捨てて、ナランチャは部屋に駆け込む。
フーゴ(まあ、いつものことですね。頭が冷えたら帰ってくるでしょう。)
部屋から荷物をまとめる音が聞こえる。
フーゴは特に気に留めることなく、しばらく背中でそれを聞いていた。
ガチャ
しばらくすると部屋のドアが開く音が聞こえ、足音が玄関にむかっていく。
すると、玄関前で、その足音がぴたりと止まった。
ナラ「なぁ…なんか…言うことねーのかよ…。」
いつもと違う、低い声。
「えっ?」とフーゴが振り返ると、ドアの前にナランチャが立っている。
下を向いて、荷物をかけた肩ごしに返答を待っている。
フーゴも問いかけるように紫がかった視線を向ける。
しばらくの沈黙
それを破ったのはフーゴだった。
フーゴ「えっ…と…。あ、そうだ!!」
何かに気づいた少女は、ばたばたと何かを取って戻って来た。
フーゴ「はい、カバン!!
ミスタのうちに泊まるというなら、明日はミスタのうちから直接学校行ってくださいね!!
宿題はもう済ましました?
ハンカチ、ちり紙も入れましたから、忘れずに持ってってください。
あ!あと朝ごはんはちゃんと食べてってくださいね!!」
ナラ「ちっげーーよっっ!!!!!
フーゴのばかっ!!母ちゃん!!!」
うわーーーーーーーーーーーん(ドップラー効果)
結局ナランチャは、そのかばんをひったくるようにして、泣きながら夜の街に走って行ってしまった。
が、飛び出したナランチャの背中に、とどめの一発がくらわされる。
フーゴ「ナランチャーー!!
明日!ジャージ忘れずに持ち帰ってくださいねーーーーー!!!!!!」
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2015/01/13 *jogio小説* Comment(0)
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