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《以下の文章は鉢屋三郎の過去捏造妄想文です。ひたすら子三郎がおバカです。そして時代考証など完全に無視しております。訴えないで。》
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天才はしばしば突拍子もないことを思いつくものだ。
俺と同じろ組の鉢屋三郎はそんなやつだ。
今でこそ変装の天才だとか、六年生に匹敵する実力を持つとか言われているが、
あいつにも子供のころがあった。
その時の話をしよう。
ある日、三郎が息せき切って走ってきた。
そして、目を輝かせながら、こう言った。
三郎「八左ヱ門!!知ってるか!?高速移動したら体が増えて見えるんだぜ!!」
なんでも上級生の自主練を無断でのぞきに行ったようだ。
その際、矢のように素早く飛び回る上級生たちの姿が、たくさん増えて見えたのだという。
木下先生に聞くと、
…まず拳骨を食らったらしいが、
高速で動くことによって残像ができ、それによって分身したように見えたのだという。
まだ1年の自分に、あれはできない。
が、木にぶら下がって足を素早くばたつかせたら、きっとタコのように足がいっぱい見えるんじゃないか?
それを実験したいから、一緒に見ててくれ!!
…奴はそう言った。
言っておくが、俺はもちろん止めた。
が、三郎は俺の制止も聞かず、木に登り、適当な枝にぶら下がって「しっかり見てろよ!!」と言い放った。
そして奴はやらかした。
三郎「秘儀・タコ踊り!!」
三郎は力の限り足をばたつかせている。
が、8本足には見えない。
どうみても、2本足で「タコ踊り~!!」と叫びながらばたついてるガキにしか見えない。
どうだった?
木から降りた三郎にそう聞かれたが、俺は正直に見えないと言った。
すると、悔しかったのか、今度こそ!!といい、三郎はまた枝に飛びつき、
またやらかした。
三郎「秘儀・タコ踊りマックス!!」
三郎はさっきよりも必死に足をばたつかせている。
顔を真っ赤にしながら、頑張っている。
が、どう頑張っても見えないものは見えない。
言っておくが、俺はさすがに止めようかと思った。
が、三郎の探究心を邪魔すると、ひどく食って掛かるということをもう学習していたので、ただ見守ることしかできなかった。
結局、残像で足がたくさん見えることはなく、
ただ三郎の忍者足袋が脱げ、飛んでいっただけだった…。
あの時ほど、2人とも無言になったことはない…。
今その話をすると、三郎は怒るだろうな…。
なので、ここだけの話にしといてくれ。
2011/12/30 ♪忍たま小説♪ Trackback() Comment(0)
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