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2025/01/09

like a girl【その11】

≪以下の文章は世界が一巡、二巡した後ぐらいのお話です。完全なる我が家設定です。
 あと、イタリアの風習や文化などいろいろ無視しております。訴えないで☆≫

☆我が家設定
 ・原作終了後なのに、みんな生きてる。
 ・でもジョルノがボスになってる、この不思議。
 ・そんでもって、親バカ・パードレと一緒に暮らしてる。
 ・他のみんなは幹部になってるんだな、トリッシュは時たま遊びに来るんだな。
 ・ナランチャ「俺は学校に通ってるぞー!!ジョジョー!!」

=============================================

≪フーゴ&ナランチャで、完全なるギャグです。
 ジャンルは女体化・blになりますが、甘さや切ない恋心を求めてはいけません。
 恋愛要素は限りなく皆無に近い微量です。

 ・フーゴが何らかの事情で女の子になります。かろうじてナラフーです。
 ・護衛も暗殺もみんな元気ですが、みんなおバカです。
 ・ナランチャは絶賛・思春期男子です。
 ・そしてうちのフーゴは母ちゃんです。
 
 そんなナラフーなど認めん!!という方は、閲覧をお控えください。≫

=============================================


リゾ「くっ…!!」


さっきまで優勢だった相手が、
額に手を当て、片膝をつき、体を支えている。


ナラ(なんだ…?いったい奴に何が―――)


注意深く相手の反応をうかがう…。


リゾ「やはり…だめか…散弾銃のように使うには…自分の血液だけでは…鉄分が少なすぎるっ!!」


ただの貧血か、リゾット。


ナラ「いやいやいや…ふつーに考えても、自分にもダメージ来るとわかんだろ!
   自給自足にも限度あるわ!
   ってか、あんたの技って、相手の鉄分利用するのがセオリーじゃなかったんかよ!!」


ゆっくりと身を起こすと、リゾットは低い声でナランチャに語りかけた。


リゾ「お前の所でもあるように、メンバーの喧嘩はうちでもよくあってな…。
   その仲裁に能力を使っていたんだが…。
   あんまりにもやりすぎると、メンバーがほぼ全員貧血になって働けないとか、よくあったのだ…。
   幸い俺自身はなんとかなる…。だからこそ!体を張ってこの技を編み出したのだ!
   メンバーの鉄分を消費させず!仲裁できる安全な方法をなっ!!」


バァァァァ~~~~ン!!


ナラ「…説明と効果音ありがとよ。
   でも、それでいいのか?いい方法なのか?」

リゾ「やかましい!なんと言われようと俺の新技だ!
   くらえ!『血戦境界~血の魔弾とカタストロフィー~』」

ナラ「うぉっ!!やめろぉ!!
   ってか、技名だっせぇーーーーー!!!!」


と、叫んだところでぱったりと射撃が止まった。
また貧血か!?と思ったが、リゾットは腕をだらんと降ろしながらも、足はしっかりと立っている。
だが、目はうつろだ。


リゾ「…だっさい…。」

ようやく口から言葉がでた。
まだ目はうつろだ。

ナラ「お、おう…。
   なんか変だぜ、その技名。
   中二病みてーだし…。
   俺だってつけねーよ!かっこわりぃ!!」


・・・・・・。


リゾ「ダサい!!変!!かっこ悪い!!
   なんてことだ!!」


その場に膝からがくっと崩れ落ちるリゾット。
「中二病!三十路近くにもなって厨二病とは!!」と1人悶えている。


ナラ「え!?そんなショック??
   というか、なんでそれでいけると思っちゃったの!?」


一通り悶えて、少し落ち着きを取り戻した、暗殺チームのリーダー。
うなだれながら立ち上がりこう答えた。


リゾ「いや、これはな…技名を披露した時に、ペッシに感想を聞いたのだがな…。
   『うん…リーダー…それは…ヤバいと思うよ…。』としみじみ言われてな…。
   それで決めたのだ!!」

ナラ「…いや、それダメだろ!!」

リゾ「なぜだ!?」

ナラ「『ヤバイ』ってことは、ダメだってことだろ!!
   やめとけって意味で言ってたんだよ!!」

リゾ「何っ!?『ヤバイ』とは、褒め言葉ではなかったのか!?」

ナラ「な ん で だ よ !!
   なんでそんなことになってんだよ!!!」

リゾ「…いや、メローネがよく飯時に『このボンゴレ・ビアンコ、ヤバイ!!うますぎ!!』と言ってるのを聞いてな…。
   ギアッチョもこの前、『このビーズクッション、ヤベェーーー!!すげー癒されるぜぇーーーー!!!!!』
   と新しいクッションのことを『ヤバイ!!ヤバイ!!』と連呼するもんだからな…。
   うちではその日から、そのクッションは『ヤバイクッション』で通じるようになっているのだ!!」


どぉぉぉぉぉぉんん


…って、そんなこと効果音つけてドヤ顔で言うことでもないだろう、リゾット。
たまらず噴き出すナランチャ。

ナラ「ブハッ!!なんだそれ!!」

リゾ「おのれ!笑ったな!!
   よくあるだろうが!!
   どこの家庭にも、その家庭でしか通じない単語が!!」

ナラ「…いや、まあ、あるけどよ。
   うちのチーム内でも、『テレビのリモコン取って』は『カチャカチャ取って』で通じるし…。」

リゾ「だろう!?
   ちなみにうちのリモコンは『ピッピコ』だ!!」


おい、イタリアン・ギャング。なんだそのくだらない争いは。


とはいえ、くだらないが、スタンドの攻撃は通常通り。
破壊力まで落ちているわけではないので、うっかり喰らうわけにもいかない。


ナラ(特に…今の俺には不利だ。)


さっと体制を翻し、射程距離外へ全速力で走る。
後ろで構えるリゾットに、向かって、叫ぶ。


ナラ「連れがいるから、今日はひとまず逃げるわ!
   ペッシにはよろしく言っといてくれ!!」


それだけ言い残して、ナランチャはダッシュで逃げた。
後ろから「この前、新刊が出たからな!返すときは一緒につけてやれ!」という声が聞こえたが…
多分ナランチャのことだから、きっと忘れるだろう。


>>NEXT

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2015/07/17 *jogio小説* Comment(0)

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