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- Newer : 紅葉の宿【その5】
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≪以下の文章は世界が一巡、二巡した後ぐらいのお話です。完全なる我が家設定です。
あと、イタリアの風習や文化などいろいろ無視しております。訴えないで☆≫
☆我が家設定
・原作終了後なのに、みんな生きてる。
・でもジョルノがボスになってる、この不思議。
・そんでもって、親バカ・パードレと一緒に暮らしてる。
・他のみんなは幹部になってるんだな、トリッシュは時たま遊びに来るんだな。
・ナランチャ「俺は学校に通ってるぞー!!ジョジョー!!」
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≪フーゴ&ナランチャで、完全なるギャグです。
ジャンルは女体化・blになりますが、甘さや切ない恋心を求めてはいけません。
恋愛要素は限りなく皆無に近い微量です。
・フーゴが何らかの事情で女の子になります。かろうじてナラフーです。
・護衛も暗殺もみんな元気ですが、みんなおバカです。
・ナランチャは絶賛・思春期男子です。
・そしてうちのフーゴは母ちゃんです。
そんなナラフーなど認めん!!という方は、閲覧をお控えください。≫
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ブチャ「露出が多い!!」
トリ「そう?かわいいと思うけど?」
さっそく服を持って事務所に来てくれたトリッシュ。
せっかくだからと、彼女の見立てで、似合う服を選んでもらうことになった。
だが、彼女の好みもまたスタイリッシュ。
持っている服も、胸・肩・脚の出るデザインが多い。
ブチャ「トリッシュ!!服の好みは個人の自由だがな!!こっちの身にもなってくれ!!
君が普段からこんな肌を見せて歩いてるとなれば、俺は心配でおちおち仕事しておれん!!」
トリ「えっ…?」
意外な言葉に戸惑うトリッシュ。
だが…。
ブチャ「刺激的すぎる!!今はこんな服が流行っているのかと思うと…俺はイタリアの将来が心配だ!!
それに、年若い女の子は体を冷やすような恰好は駄目だ!!
女性に冷えは大敵だ!!今は良くても、年を取った時に必ず足腰に異常が出るんだぞ!!」
アバ「…あんた…このタイミングでそれ言うかよ…。」
トリ「…まあ…いいわ…こういう人なんだし…。」
以前、ジョルノにも言われたが、ブチャラティはどうもこういうことには鈍感なようだ。
というより、世間一般的な感覚がずれている。
トリ(たぶん「お醤油買ってきて。」と頼んだら、『お得用めんつゆ』買ってくるんだろうな…。)
改めてそう思うトリッシュであった。
気を取り直すようにフーゴに向かうと、
トリ「まあ、他の服も持ってきたし…サイズを合わせるのもかねて、いろいろ着てみましょうよ。ねっ?
なかなか無いわよ?かわいい服着れる機会なんて。
フーゴ、髪もきれいなんだから、ちょっとアレンジしてみたら?
ヘアピンもカチューシャもあるし、かわいいバレッタもあるの。
きっと似合うわよ♪」
そういいながら、あれこれと服や小物を合わせ始める。
あれがいいかしら?これがいいかしら?と悩む割には、目がとっても輝いている。
フーゴ「…トリッシュ…あなた楽しんでますね…。」
そんなわけで、しばらくトリッシュの着せ替え人形と化すフーゴであった…。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
フーゴ「まあ、この格好が一番妥当でしょうね…。ちょっと窮屈ですけど…。」
ベージュのブレザーにプリーツのミニスカート。紺色のハイソックス。
女子中高生の制服だ。
一応、職場だからジャケットがいいと言っていたが、
トリッシュの私服にはなかったので、結局制服になってしまった。
トリ「よかったわ~中学のときの制服とっておいて。」
フーゴ「…中学ですか…。確かに背丈がトリッシュより小さくなってますね…。
ちょっとショックです…。」
ナラ「気にすんなよ!
かわいいぞ?フーゴ。
クラスの女子よりずっとかわいい!!
俺的には、世界で一番だと思うぞ!」
にっこにこ笑顔のナランチャ。
反対に呆れた顔のフーゴ。
フーゴ「ちょっと…そんなこと言ったらトリッシュはどうなるんです?
男の僕の方がかわいいなんて、失礼でしょう?」
ナラ「トリッシュも、もちろんかわいい!!
でもさ、フーゴは俺的には別格だ!!」
かわいい!かわいい!!と連呼し、飛び回ってはしゃぐナランチャ。
それを静かにキレながら見つめるフーゴ。
フーゴ「…アバッキオ、もうこのバカ、ゴミ捨て場に捨ててきていいですかね…。
明日は生ごみの日だったと思いますが…。」
アバ「いや…多分『このゴミは回収できません』ってなステッカー張られるぞ。
そのまま置いておかれることになるからやめておけ…。
分別に厳しいご近所のおばちゃんにも怒られるしな…。」
ゴミの分別を気にする、なんか生活感あふれるイタリアギャング。
ギャング相手に怒れる近所のおばちゃん。むしろおばちゃんの方がなんかすごい。
もしかすると、世界で一番怖いのは『おばちゃん』なのかもしれない…。
フーゴ「はぁ…。」
疲れたようにため息をつくフーゴ。
アバ「気にすんな。たぶん好みのタイプの女がいきなり目の前に現れたもんだから、きっと舞い上がってんだろ?
アイドルに夢中になってるガキと同じだろうから、そのうち落ち着くさ。」
言ってるそばから、頼れる幹部がナランチャにゲンコツ一発くらわして黙らせていた。
フーゴ「この分じゃあ、今日はまともに仕事なんてできませんね…。
日曜日なのが救いです。」
ジョル「そうですね…荒っぽい仕事はアバッキオに任せましょう。
ひとまず、この書類の整理と報告書の作成を任せてもいいですか?
これなら自宅でもできると思いますが?」
さっそく無難な仕事を割り振るジョルノ。
フーゴ「そうですね…これならパソコンとデータさえあればなんとかできますよ。
じゃあ、お言葉に甘えて、今日は帰宅して明日からの対策を考えます。
…さて、ナランチャ、君はどうします?」
ブチャラティに首根っこ引っつかまえられ、ぶら下がってるナランチャに話しかける。
なんだか捕獲された黒猫とその飼い主に見えるのは、フーゴだけじゃないだろう…。
ナラ「フーゴが帰るなら、俺も一緒帰るよ~!!」
フーゴ「君も仕事がなければいいですよ。
それじゃ、今日はお先に失礼させてもらいます。」
書類をまとめて帰ろうとすると…。
ブチャ「フ…フーゴッッ!!」
ブチャラティが引き留めた。
肩に手をかけ、今にも泣きだしそうなのを必死にこらえた形相で見つめている。
ブチャ「つつつ辛かったら!!いつでも帰ってこい!!!」
フーゴ「なに『娘を嫁に出す父親』みたいなこと言ってんですか!」
号泣する上司と、ツッコみいれる後輩。
そんなやり取りを見ながら、アバッキオは遠い目でつぶやいた。
アバ「ダメだ…もう俺の毛根は持たない…。」
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2014/09/20 *jogio小説* Comment(0)
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