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2025/01/09

like a girl【その4】

≪以下の文章は世界が一巡、二巡した後ぐらいのお話です。完全なる我が家設定です。
 あと、イタリアの風習や文化などいろいろ無視しております。訴えないで☆≫

☆我が家設定
 ・原作終了後なのに、みんな生きてる。
 ・でもジョルノがボスになってる、この不思議。
 ・そんでもって、親バカ・パードレと一緒に暮らしてる。
 ・他のみんなは幹部になってるんだな、トリッシュは時たま遊びに来るんだな。
 ・ナランチャ「俺は学校に通ってるぞー!!ジョジョー!!」

=============================================

≪フーゴ&ナランチャで、完全なるギャグです。
 ジャンルは女体化・blになりますが、甘さや切ない恋心を求めてはいけません。
 恋愛要素は限りなく皆無に近い微量です。

 ・フーゴが何らかの事情で女の子になります。かろうじてナラフーです。
 ・護衛も暗殺もみんな元気ですが、みんなおバカです。
 ・ナランチャは絶賛・思春期男子です。
 ・そしてうちのフーゴは母ちゃんです。
 
 そんなナラフーなど認めん!!という方は、閲覧をお控えください。≫

=============================================

ブチャ「露出が多い!!」

トリ「そう?かわいいと思うけど?」

さっそく服を持って事務所に来てくれたトリッシュ。
せっかくだからと、彼女の見立てで、似合う服を選んでもらうことになった。

だが、彼女の好みもまたスタイリッシュ。
持っている服も、胸・肩・脚の出るデザインが多い。

ブチャ「トリッシュ!!服の好みは個人の自由だがな!!こっちの身にもなってくれ!!
    君が普段からこんな肌を見せて歩いてるとなれば、俺は心配でおちおち仕事しておれん!!」

トリ「えっ…?」

意外な言葉に戸惑うトリッシュ。
だが…。

ブチャ「刺激的すぎる!!今はこんな服が流行っているのかと思うと…俺はイタリアの将来が心配だ!!
    それに、年若い女の子は体を冷やすような恰好は駄目だ!!
    女性に冷えは大敵だ!!今は良くても、年を取った時に必ず足腰に異常が出るんだぞ!!」

アバ「…あんた…このタイミングでそれ言うかよ…。」

トリ「…まあ…いいわ…こういう人なんだし…。」

以前、ジョルノにも言われたが、ブチャラティはどうもこういうことには鈍感なようだ。
というより、世間一般的な感覚がずれている。

トリ(たぶん「お醤油買ってきて。」と頼んだら、『お得用めんつゆ』買ってくるんだろうな…。)

改めてそう思うトリッシュであった。

気を取り直すようにフーゴに向かうと、

トリ「まあ、他の服も持ってきたし…サイズを合わせるのもかねて、いろいろ着てみましょうよ。ねっ?
   なかなか無いわよ?かわいい服着れる機会なんて。

   フーゴ、髪もきれいなんだから、ちょっとアレンジしてみたら?
   ヘアピンもカチューシャもあるし、かわいいバレッタもあるの。
   きっと似合うわよ♪」

そういいながら、あれこれと服や小物を合わせ始める。
あれがいいかしら?これがいいかしら?と悩む割には、目がとっても輝いている。

フーゴ「…トリッシュ…あなた楽しんでますね…。」

そんなわけで、しばらくトリッシュの着せ替え人形と化すフーゴであった…。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


フーゴ「まあ、この格好が一番妥当でしょうね…。ちょっと窮屈ですけど…。」

ベージュのブレザーにプリーツのミニスカート。紺色のハイソックス。
女子中高生の制服だ。
一応、職場だからジャケットがいいと言っていたが、
トリッシュの私服にはなかったので、結局制服になってしまった。


トリ「よかったわ~中学のときの制服とっておいて。」

フーゴ「…中学ですか…。確かに背丈がトリッシュより小さくなってますね…。
    ちょっとショックです…。」

ナラ「気にすんなよ!
   かわいいぞ?フーゴ。
   クラスの女子よりずっとかわいい!!
   俺的には、世界で一番だと思うぞ!」


にっこにこ笑顔のナランチャ。
反対に呆れた顔のフーゴ。


フーゴ「ちょっと…そんなこと言ったらトリッシュはどうなるんです?
    男の僕の方がかわいいなんて、失礼でしょう?」

ナラ「トリッシュも、もちろんかわいい!!
   でもさ、フーゴは俺的には別格だ!!」

かわいい!かわいい!!と連呼し、飛び回ってはしゃぐナランチャ。
それを静かにキレながら見つめるフーゴ。

フーゴ「…アバッキオ、もうこのバカ、ゴミ捨て場に捨ててきていいですかね…。
    明日は生ごみの日だったと思いますが…。」

アバ「いや…多分『このゴミは回収できません』ってなステッカー張られるぞ。
   そのまま置いておかれることになるからやめておけ…。
   分別に厳しいご近所のおばちゃんにも怒られるしな…。」

ゴミの分別を気にする、なんか生活感あふれるイタリアギャング。
ギャング相手に怒れる近所のおばちゃん。むしろおばちゃんの方がなんかすごい。

もしかすると、世界で一番怖いのは『おばちゃん』なのかもしれない…。


フーゴ「はぁ…。」

疲れたようにため息をつくフーゴ。


アバ「気にすんな。たぶん好みのタイプの女がいきなり目の前に現れたもんだから、きっと舞い上がってんだろ?
   アイドルに夢中になってるガキと同じだろうから、そのうち落ち着くさ。」


言ってるそばから、頼れる幹部がナランチャにゲンコツ一発くらわして黙らせていた。


フーゴ「この分じゃあ、今日はまともに仕事なんてできませんね…。
    日曜日なのが救いです。」

ジョル「そうですね…荒っぽい仕事はアバッキオに任せましょう。
    ひとまず、この書類の整理と報告書の作成を任せてもいいですか?
    これなら自宅でもできると思いますが?」


さっそく無難な仕事を割り振るジョルノ。


フーゴ「そうですね…これならパソコンとデータさえあればなんとかできますよ。
    じゃあ、お言葉に甘えて、今日は帰宅して明日からの対策を考えます。
    …さて、ナランチャ、君はどうします?」

ブチャラティに首根っこ引っつかまえられ、ぶら下がってるナランチャに話しかける。
なんだか捕獲された黒猫とその飼い主に見えるのは、フーゴだけじゃないだろう…。


ナラ「フーゴが帰るなら、俺も一緒帰るよ~!!」

フーゴ「君も仕事がなければいいですよ。
    それじゃ、今日はお先に失礼させてもらいます。」


書類をまとめて帰ろうとすると…。


ブチャ「フ…フーゴッッ!!」


ブチャラティが引き留めた。
肩に手をかけ、今にも泣きだしそうなのを必死にこらえた形相で見つめている。


ブチャ「つつつ辛かったら!!いつでも帰ってこい!!!」

フーゴ「なに『娘を嫁に出す父親』みたいなこと言ってんですか!」


号泣する上司と、ツッコみいれる後輩。
そんなやり取りを見ながら、アバッキオは遠い目でつぶやいた。


アバ「ダメだ…もう俺の毛根は持たない…。」


>>NEXT

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2014/09/20 *jogio小説* Comment(0)

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