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《以下の文章は、『忍たまたちがもし、スタンドを使えたら』ということを前提に書かれた妄想文です。 スタンドを知らない方は「ジョジョ スタンド」でググってみてください。
内容はひたすら妄想ですが、雷蔵の過去捏造・竹谷の実家設定捏造などがあります。 特に雷蔵の回想部分は、いじめに近い表現があり、人によっては気分を害するかもしれません。 また、それに対する先輩たちのアドバイスがありますが、あくまで個人的な意見ですので、この主張が正しいというわけではありません。
中二病的発言もありますが、それは華麗にスルーしてください。お願いです。 もちろんご本家様とは何ら関係ないばかりか縁もゆかりもございません。そして時代考証など完全に無視しております。訴えないで☆》
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真っ先に突っかかっていったのは、八左ヱ門だった。
竹谷「おい!!お前ら!!
今何話してた!!
こっちをちらちら見てんのは分かってんだぞ!!」
「え…別に。」
「何も見てないけど~。」
竹谷「嘘つけ!!
だったら雷蔵が元気ないのはどう説明する気だ!!
覚えがないとは言わせねぇぞ!!」
「別に、俺たち何もお前らのこと言ってねぇし。」
「そうそう。
別に、雷蔵が元気ないのは俺たちのせいじゃないだろ?
何を根拠に言いがかりつけてんだ?」
同級生たちは、一人は軽蔑するような目を向け、もう一人はにやにやとバカにしたような笑いを浮かべている。
竹谷「なにがおかしいんだよ!!
すぐ不満垂れ流して
臆病者同士でひっつきあって、
挙句、やること言うこと『俺のせいじゃねぇ』だと!?
だったらさっきの悪口はどの口が言ったんだよ!!
言ってみろよ!え?
一人一人!
一人一人だ!
自分で言ってみろよ!
誰かと一緒でないと自分の意見も言えないのか!3年にもなって!!」
三郎「おい、八左ヱ門。もうよせ。
1年生の前だ。」
掴み掛る寸前、三郎が八左ヱ門を止めた。
止められたものの、八左ヱ門は怒りが収まらない目で、目の前の2人を見ている。
そんな八左ヱ門を、同級生たちは、迷惑そうな目で見ている。
そんな2人に、三郎は冷たく言い放った。
三郎「お前らも、こんなこと言われたくなかったら疑われるような行動はしなことだな。
傍から見ても、さっきの行動は陰口言ってるって思われても、不思議じゃないぞ。」
竹谷「お前らみたいな奴、きっとみんなから嫌われるぞ!!
引っ付きあってるお前たちだって、そのうちお互いばらばらになるんだ!!
楽しい時だけしか用がない友達なんて、すぐいなくなる!
お前らが困れば困るだけ、大変なら大変なだけ、そっぽ向かれるんだ!」
ぐっ…。
…と、言われた方は言葉に詰まったようだ。
さずがに、居心地が悪くなったのか、
隣にいた1年ろ組の富松作兵衛に、道具を押し付けた。
さっさとその場を去るつもりだ。
「おい!これ片付けとけよ。お前も用具委員なんだから場所ぐらいわかるだろ?」
しかし、作兵衛はうつむいたまま動かない。
「おい!!聞こえてんのか?」
作兵衛「俺…あんたのこと嫌いです…。」
…!
小さい後輩の、ぽつりと言った言葉。
それは尊敬する先輩に言う言葉ではない。
「は?なんだお前、先輩に向かって!!」
作兵衛「あなたなんか先輩じゃない!!」
きっ!!と、強い瞳で、作兵衛は自分の先輩を睨み付けた。
「なんだとっ!!」
作兵衛「俺の先輩は!!留三郎先輩みたいに、強くて、自分の言ったことはしっかり守る人だ!!
こそこそ悪口言ったり、都合の悪いときに知らん顔する人じゃねぇっ!!」
ばきっ!!
大きな音と共に、作兵衛の小さな体が吹っ飛んだ。
作兵衛の持っていた、道具箱が転がり、
金づちや釘が散らばる。
自分への辛辣な言葉を聞かされた張本人は、
自分より一回りも小さい下級生を、思いっきり殴ったのだ。
竹谷「てめぇ!!何すんだよ!1年生に!!」
殴ることねーだろ!八左ヱ衛門が憤る。
今にも殴りかかりそうな八左ヱ門を、三郎が必死で止める。
倒れこんだ作兵衛に、雷蔵が慌てて駆け寄る。
そして、非難された者たちは…
うるせー、ばーか!!そう吐き捨てて、去って行った。
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